5組10名様 奈良のホテル・宿 宿泊券プレゼント
※応募要項はこの記事の最後にあります。
朝の奈良公園を散策し、香り高い茶粥で整える
奈良ホテル
奈良市高畑町 7:00朝食営業開始
関西の迎賓館として明治42年(1909)に誕生した『奈良ホテル』は、今年110周年という記念の年を迎えた。東京駅などを設計した建築家・辰野金吾らの手による和洋折衷の本館は、国内外の皇族・要人らを迎え入れ、今も色褪せることなく美しい佇まいを留める。館内に足を踏み入れれば木造の温もりがあり、格式あるホテルながら安らぎを感じる。
客室は本館と新館に127室を有するが、できれば伝統的な趣のある本館客室に宿泊したい。ゆうに4mはある高い格天井がゆったりとした居住空間を生み出す。優美な窓枠の向こうには緑溢れる奈良公園が広がる。
「朝は鹿の声でお目覚めになるかもしれません。朝食前にはぜひ、奈良公園の散策を楽しんでください。観光客の少ない朝の公園を歩けば悠久の都・奈良を感じることができます」
と、広報の藤田昌宏さん(50歳)。奈良公園やならまちに隣接する立地も、大きな魅力だ。
軽く口当たりのいい茶粥
「大和の朝は茶粥で明ける」といわれるほど、この地で昔から親しまれている郷土料理。奈良の茶粥は水分が多く、さらさらとした口当たりが身上だ。ほうじ茶を使う店が多いが、『奈良ホテル』では緑茶を用いる。緑茶特有の滋味と香りが軽い食感に旨みを加え、「茶がゆ定食」にはほかに湯葉と餅の餡掛けや煮物、胡麻豆腐など、朝からしっかり腹ごしらえができる。メインダイニング「三笠」が耐震工事中のため、新館の日本料理「花菊」にて朝食を愉しめる。
1室2名様 宿泊券プレゼント 1泊2日、朝食付き(本館スタンダードツインルーム)
※応募要項はこの記事の最後にあります。
築100余年の酒蔵を改修、朝の馳走と静謐が迎える
NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち
奈良市西城戸町 7:30 朝食営業開始
日本での清酒発祥の地と伝わる奈良。なかでも“ならまち”は平城京の外京として栄え、春日大社の水脈を利用した酒蔵が軒を連ねた。そのひとつ、明治4年(1871)に創業した奈良豊澤酒造の酒蔵を改修したのが、この宿だ。
大正ガラスや往時の欄間を配した館内は、大和国の伝統的な古民家の風情があり、窓格子には、中国の三国時代、蜀から法隆寺に伝わった織物「蜀江錦」を模したと考えられる文様も見られる。
「客室はベッドルームが中心ですが、酒蔵らしい高い天井に、むき出しの梁を巡らせた部屋や、漆喰扉や茶室付きの部屋などがあり、往時の趣を極力残しています」
と、広報の柳澤亜利沙さんは話す。
また、仕込み水を汲んだ井戸水を調理や風呂に利用したり、酒粕風呂を楽しめたり、酒蔵を随所に感じられる。夕食のフランス料理も日本酒と合わせて愉しめる。
創意に長けた朝膳と安穏を
吹き抜けのダイニングで宿泊者のみが味わえる和朝食は、宇陀金ごぼうや筒井れんこんなどの大和伝統野菜、十津川産の原木椎茸ほか奈良の旬の味覚が供される。魚を吉野杉の皮に包み、香りをまとわせるなどの演出も心嬉しい。
「客室には時計やテレビがないので、ゆったりとした気分で朝の清々しい空気を満喫してください。中庭に隣接した客室では、縁側で座禅をする方もいます。敷地内に野生の鹿が訪れ、心を和ませてくれることもあります」(柳澤さん)
食後は、この宿ならではの静寂を存分に堪能したい。
1室2名様 宿泊券プレゼント 1泊2日、朝食付き(日程により部屋のタイプが異なります)
※応募要項はこの記事の最後にあります。
名工の作陶風景に思いを馳せ、環濠屋敷の中で舌鼓を打つ
うぶすなの郷 TOMIMOTO
生駒郡安堵町 7:30朝食営業開始
近代陶芸の巨匠・富本憲吉の生家を再利用した1日2組限定の宿。600坪を超える敷地は濠を巡らせた環濠屋敷の面影が残り、食事処がある母屋を中心に、客室や日本庭園などが点在する。ふたつの客室は富本の書斎を再現した部屋と、蔵を改修した部屋。いずれも落ち着きのある空間だ。
宿泊者のみ、食事処の「五風十雨」で庭園を愛でながら朝食が楽しめる。吉野地方洞川の名水で炊いた土鍋ご飯や出来たての豆腐、県産食材を駆使した煮物や椀物など10品以上。十津川の茸や安堵町産の里芋など、秋の味覚も満載だ。
1室2名様 宿泊券プレゼント 1泊2日、朝食付き(「日新」の部屋)
清々しい吉野杉と檜に囲まれ吟味された大和の恵みを体感
セトレならまち
奈良市高畑町 7:30朝食営業開始
猿沢池の畔に立ち、奈良の暮らしや文化を盛り込んだもてなしが人気のホテル。外装や5種類の趣が異なる客室、館内のいたるところに吉野杉と檜を取り入れる。
宿泊者のみ、木のぬくもりを感じながら「奈良づくしの朝食」を愉しめる。地元の生産者から直接仕入れた食材が中心で、卵料理や県産野菜のサラダなど4品を県産檜の箱で供するほか、和洋のビュッフェ料理があり、飛鳥汁などの郷土料理も味わえる。
1室2名様 宿泊券プレゼント 1泊2日、朝食付き(宿指定の部屋)
茶粥と大和野菜で参拝準備、斑鳩の里の新たな拠点
門前宿 和空 法隆寺
生駒郡斑鳩町 7:00朝食営業開始
今年9月、法隆寺の参道に開業。寺社への参拝のために心と体を準備する新時代の門前宿である。書道や茶道などの和文化体験や、大浴場で薬湯などの湯あみが堪能できる。客室は畳敷きに低層ベッドという落ち着いた居住空間だ。
料理は、全日本調理師協会名誉会長の神田川俊郎さんが監修。宿泊者のみ茶粥や大和野菜の朝食をバイキング形式で味わえる。
1室2名様 宿泊券プレゼント 1泊2日、朝食付き(宿指定の部屋)
宿泊券プレゼント応募方法
奈良のホテル・宿の宿泊券を抽選で計5組10名様にプレゼントします。利用期間は12月16日(月)から2020年4月24日(金)まで(土日祝休日・年末年始など除外日あり)。
http://p.sgkm.jp/3082にアクセスいただき、応募フォームに必要事項を記入後、送信してください。
[締め切り] 11月8日(金)
※当選者には12月上旬までに宿泊券をお送りします。当選者の発表は宿泊券の発送をもって代えさせていただきます。宿泊可能日、部屋の種類は宿泊先ごとに異なります。夕食はつきません。
※個人情報は宿泊券のお届けに必要な情報確認のためのみに利用し、6か月を超えて保有することはありません。
※『サライ』奈良特集の「早起き体験 朝めし自慢の宿」は、『サライ.jp』および『サライ』2019年11月号でご覧になれます(取材・文/関屋淳子、田喜知久美 撮影/大腰和則、小林禎弘)