取材・文/末原美裕
駿河湾の海の幸、豊かな森と清らかな水源を持つ静岡県は食材の宝庫! そんな静岡県の美味しいグルメと、それだけでは終わらない、食後もじっくり楽しめる魅力的な場所を紹介します。
■地元民も太鼓判! 清水魚市場 河岸の市内「漁師めし岸家」
清水由比産の桜エビとシラス、新鮮な太刀魚に鮪三種など、厚みのあるお刺身がギュギュっと盛られた刺身定食はなんと1944円(税込、団体用メニュー)! 清水魚市場河岸の市にある、「漁師めし岸家」は、コスパがいいのはもちろん、魚市場内にお店があるからこそ、活きのいい旬の魚を余すことなくいただけるので、地元民も多く通っているお店です。
「シラスに自然な甘さがあるでしょう。新鮮さの証なのよ」と常連客の方からも太鼓判をいただきました。
食後は、隣の魚市場に立ち寄ってみましょう。20の仲卸業者が厳選した、鮮度のいい魚介類を始め、海産物から野菜まで揃っています。日本で消費される鮪のおよそ半分は清水港で揚がっているので、品数も多く、選び甲斐があります。何より、価格の安さに驚きますよ!
■クレマチスの咲く丘で、季節の美しい懐石料理を
「クレマチスの丘」は美術館にレストラン、庭園が広がる美しい丘が一体となった、自然豊かな文化複合施設。緑眩しいこの場所では、心身ともに満たされる贅沢な時間が過ごせますよ。
けやきの森の中にある「日本料理テッセン」では箱根西麓三島野菜と沼津港で水揚げされた魚介類をふんだんに使った見目麗しい懐石料理がいただけます。旬の美味しさに心もほどけます。
静岡県の旬の美味しさでお腹が満たされたら、同じクレマチスの丘の中にある「ヴァンジ彫刻庭園美術館」へも足を運んでみましょう。風と光を感じながら、美しい自然の中でアート巡りができますよ。
イタリアを代表する現代具象彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの世界で唯一の個人美術館です。本人も美術館の設計に携わり、富士山麓の恵まれた自然の中にあるこの地をとても気に入ったそうです。屋外にある彫刻は、五感で感じてほしいとの願いから、すべて手で触れることができます。御影石やブロンズの質感や感触を愉しんでみてください。
美術館の庭園には、およそ250種類2000株のクレマチスが植栽され、季節ごとに庭園を鮮やかに彩ります。アートと自然が調和した心豊かな時間が過ごせますよ。
都心から2時間もあればたどり着く静岡。食で、買い物で、アート巡りで五感を刺激して、体の中からエネルギーを湧かせましょう。
■漁師めし岸家
営業時間:10:00~14:00、17:00~20:00 (19:30ラストオーダー、平日)、10:00~20:00 (19:30ラストオーダー、土日祝日)
住所:静岡県静岡市清水区島崎町149番地まぐろ館1階
アクセス:JR「清水」下車、徒歩4分
http://kashinoichi.com/maguro01_content/page02/
■清水魚市場 河岸の市
営業時間:9:30~17:30(いちば館・物販、定休日:水曜日)、まぐろ館は店舗により異なります。
住所:静岡県静岡市清水区島崎町149番地
アクセス:JR「清水」下車、徒歩4分
http://kashinoichi.com
■日本料理テッセン
営業時間: 11:00~15:00(ラストオーダー14:30)、17:30~22:00(ラストオーダー19:30)
定休日:水曜日(祝日の場合は翌日)、第2・4火曜日ディナー、年末年始
2019年5月1日(水)、8月14日(水)は営業
住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘347-1
アクセス:JR「三島」下車、北口より無料シャトルバスあり
http://www.tessen.jp
■クレマチスの丘
営業時間: 10:00〜18:00(4〜8月)時期によって異なります。
休館日:水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
2019年5月1日(水)、8月14日(水)は営業
住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘347-1
アクセス:JR「三島」下車、北口より無料シャトルバスあり
https://www.clematis-no-oka.co.jp
静岡デスティネーションキャンペーン特設サイト:
http://hellonavi.jp/dc/index.html
お得なフリーきっぷ:
https://japan-highlightstravel.com/jp/traveling_shizuoka/plan/#set_tab1_1
観光列車:
https://japan-highlightstravel.com/jp/traveling_shizuoka/plan/#set_tab4_1
Japan Highlights Travel静岡特集ページ:
https://japan-highlightstravel.com/jp/traveling_shizuoka/
取材・文/末原美裕
小学館を経て、フリーの編集者・ライター・Webディレクターに。2014年、文化と自然豊かな京都に移住。