華やかなハイボールはスパイスと好相性
●バンゲラズキッチン銀座(インド料理)
『マッキントッシュ』×「チキンウルワル」
インドは実はウイスキーの一大消費国で、生産量も世界トップクラスというウイスキー大国である。
「自国の料理に合わせて造られているのでしょう。インド産のウイスキーは、バニラのような甘やかで華やかな香りのものが多く、スパイスと相性がいいです」
そう話すのは『バンゲラズキッチン銀座』(東京)のオーナー、バンゲラ・プラシャント・ノナッヤさん(39歳)。両親の故郷、南インドの海辺の町・マンガロールの郷土料理を日本に広めたいと平成30年に同店を開いた。インド産の酒も充実させ、ウイスキーは3種常備。珍しいこともあり、ハイボールを頼む客は多いという。
『マクダウェルズ』×「テッティロスト」
「マンガロールは飲酒文化の発達した地方で、酒に合うつまみが豊富」というバンゲラさんの言葉どおり、50種近くの料理がメニューに並ぶ。現地の高級店を経て来日した料理人が、厨房で腕をふるう。
ココナッツ、カシューナッツなどを多用した複雑でスパイシーな料理は、いずれも華やかなハイボールと親和性がある。
バンゲラさんが発案したというパクチー入りのハイボールもあり、新たな味覚を体験できるだろう。
『アムルット シングルモルト』×「プリムンチ」
バンゲラズキッチン銀座
東京都中央区銀座西2-2銀座インズ2、2階
電話:03・3561・5516
営業時間:11時~22時15分(食べ物の最終注文)、22時30分(飲み物の最終注文)
定休日:ビルの営業に準ずる
交通:地下鉄銀座線ほか銀座駅より徒歩約1分、JR有楽町駅より徒歩約3分
※この記事は『サライ』2022年7月号より転載しました。(取材・文/安井洋子 撮影/森本真哉)