withコロナとなる2020年の夏、移動を伴う帰省への心配はどうしても頭をよぎりますよね。新しい帰省の仕方として“オンライン帰省”にも注目が集まります。今年帰省を取りやめるとしても、毎年渡していた手土産はどうしようと迷われる方も多いのではないでしょうか。そこで株式会社ぐるなびが運営する「接待の手土産」(https://temiyage.gnavi.co.jp/)が、帰省の手土産の実態を分析しています。
2020年夏の帰省もしくはオンライン帰省時の手土産についてご紹介していきますので、ご参考になさってください。
■新型コロナウイルス感染症予防の意識から、 2020年の夏は帰省を控える人が7割近く。オンライン帰省をしてみたいと思う人は約24%
今年は帰省をしないと決断をする人が既婚者全体の6割超にのぼりました。そのうち4割近くの人が、帰省をしない理由として「新型コロナウィルス感染症拡大の影響による自粛のため」と回答しました。そんな中、遠方の実家へ気持ちを寄せるアイデアとして、“オンライン帰省”を「してみたい」「機会があればしてみたい」と回答した人が合計で約24%となっています。
■帰省はしないが、自身や配偶者の実家へ帰省の手土産の代わりに贈り物をECで届ける予定のある人が約1割、平均額は3,429円
帰省しないと回答した人のうち、帰省の手土産の代わりに贈り物をECで購入して届ける予定のある人が約1割ほどいることがわかりました。平均額は3,429円となり、持参する場合よりも高めの予算を設定していることがわかります。
いつもは持参していた手土産。宅配便で届くことに抵抗はないのでしょうか? 「宅配便で帰省土産が届くことに抵抗はありますか?」と聞いたところ、宅配便で帰省土産が届くことに対し、「全く抵抗はない」「あまり抵抗はない」の合計で約6割が抵抗なしという結果が出ました。宅配便はwithコロナ時代に沿った贈り物の手段の1つとして認知される傾向にあるようです。
実際に宅配便で帰省土産を送った人の自由回答からは、直接手渡しする場合とは一味違う形で、サプライズ感がでると回答した人もいました。一方で、あらかじめ在宅確認を行うなど、受け取る側への負担をかけないことが大切なようです。
・サプライズ感が出る。(40代男性)
・冷蔵などで地域の名産品を贈ることができて、直接伺わなくても喜ばれた。(50代男性)
・母が父の開封風景の動画を送ってくれ、喜んでくれた様子を記録として残すことができた。(20代女性)
・相手が受け取り時間に苦慮するようだった。(30代女性)
■withコロナにおける贈り物で重視するポイントに衛生面に配慮した「個包装」がランクイン!
新型コロナウイルス感染症拡大により、外出自粛が続くなど、これまでとは違った生活を体験したことで、贈り物を選ぶ際にいつもより重視した項目については、1位の「自分が食べておいしかったもの」に続き、「賞味期限が長いこと」と回答した人が17.8%、3位には「個包装であること」が12.4%となり、衛生面に配慮した贈り物を届けようという送り主の気遣いが感じられました。今後のwithコロナにおける贈り物で重視するポイントとなりそうです。
■配偶者の実家への手土産の購入金額は平均2,698円と昨年比140円アップ!
実家よりも配偶者の実家への手土産の購入額が約320円上回り2,698円となり、昨年に比べ約140円高くなりました。また、配偶者の両親の好みにあったものを選びたいと回答した人が半数以上となりました。
▷約6割が帰省時の手土産選びに『不安』と回答。特に配偶者・恋人の実家用は自分の実家に比べ難易度がアップ!
手土産選びを『不安』に思ったことがある人は「非常にそう思う」「そう思う」の合計で6割超。そのうち50.3%が配偶者や恋人の実家への手土産選びには不安を感じることが多いようです。『不安』に思う理由としては「自分自身が食べたことがない手土産だから」が2位にランクイン。自由回答では、「以前と異なる商品を選ぶと選択肢が減ってくる」(50代男性)、「日持ちするものをと考えると同じ商品に偏ってしまう」(60代女性)、「どの口コミ情報を信頼してよいか分からない」(50代女性)など、新しい商品に挑戦しようとすると、味や包装等の仕様が分からず不安に感じるようです。
***
いかがでしたか? 2020年は特殊な環境下での帰省シーズンを迎えることとなりそうです。そんな中でもみんなが笑顔で喜んでもらえるような手土産選びをしたいですね。
【調査概要】
■調査日 : 2020年6月16日(火)~2020年6月23日(火)
■調査方法 : ぐるなびアンケート会員に対するインターネットリサーチ
■回答者 : 20~60代 計2,000名