真田氏も癒された!信州最古の湯処・別所温泉で朝日を浴びてパワーチャージ

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「感じる旅 長野」のキャッチフレーズで観光推進を展開する長野県。上田と木曽、二つのエリアで、体験することで見えてくる新たな長野の魅力を3回にわたりご報告します。

第2回は、真田家も入湯していたという別所温泉で、早朝のヨガ体験。別所温泉の北にある由緒ある別所神社で行います。ヨガと効能豊かな湯、そして「信州の鎌倉」と称される別所温泉の散策で、リフレッシュ&リラックス!

■魅力に富む別所温泉

上田駅からローカル線・上田別所電鉄で約30分、別所温泉に到着です。別所温泉は日本武尊の開湯伝説もある信州最古の温泉といわれています。

3つの外湯を中心に栄え、「大湯」は木曽義仲や北条氏、「石湯」は真田幸村、「大師湯」は自覚大師円仁と、それぞれのゆかりを持ちます。

温泉街と外湯めぐりを楽しむ情緒が、温泉地らしい雰囲気を醸し出しています。

真田幸村ゆかりとされる石湯 (協力・上田市マルチメディア情報センター)

真田幸村ゆかりとされる石湯 (協力・上田市マルチメディア情報センター)

また、別所温泉を含む塩田平は「信州の鎌倉」とも称されています。

12世紀に信州平定のために木曽義仲がこの地に派兵し、火を放ったことにより、多くの寺院建築が被災。大悲殿と安楽寺の八角三重塔だけは焼失をまぬがれました。

その後、源頼朝や塩田北条氏により焼失した寺院が再建され、大いに繁栄。北条氏とのゆかりや神社仏閣が多く点在することから、鎌倉になぞらえて呼ばれているのです。

安楽寺、国の重要文化財指定の石造多宝塔がある常楽寺、厄除け観音の北向観音などを歩いて巡れば、程よい運動になります。

安楽寺・八角三重塔 (協力・上田市マルチメディア情報センター)

安楽寺・八角三重塔 (協力・上田市マルチメディア情報センター)

常楽寺。

常楽寺。

常楽寺の石造多宝塔。

常楽寺の石造多宝塔。

温泉の泉質は弱アルカリ性の硫黄泉。肌が滑らかになる美肌効果も高く、源泉が滾々とあふれる湯に身を沈めれば、芯からリラックスができます。昔ながらの外湯では、地元の方とのふれあいも楽しいものです。

■太陽のパワーでエネルギーチャージ

朝食前に別所神社で行う朝ヨガ・プログラム。別所神社は紀伊の熊野本宮大社から分祀された神社で、その神楽殿の舞台で行うヨガは、インストラクターの指導のもと、朝日を浴びながらの貴重な体験です。

じつは別所温泉がある塩田平は「レイライン(太陽の光が描く線」上に位置するといわれています。最も太陽光線の力が強い夏至に、山際からの日の出の光が、信濃国分寺から生島足島(いくしまたるしま)神社を経て、別所温泉に射し込むような配置になっているそうです。

生島足島神社は大地を御神体とする神社で、武田信玄や真田昌幸、信幸などの武将らが信仰した場所。別所温泉には大いなる大地と太陽の恵みが注がれているようです。

体を大きく伸ばし、深呼吸をし、朝日を存分に感じ、リフレッシュ効果が高いヨガのあとは、ぜひとも温泉でさらなるエネルギーチャージをしてください。

気持ちいい朝ヨガ。

気持ちいい朝ヨガ。

今回紹介した朝ヨガは、2017年4月16日~9月24日の日曜(7月16日・8月13日を除く)、6時30分~7時30分に実施。ひとり1000円です。

詳細は、VISIT長野県「感じる旅長野」のサイトをご覧ください。

次回は豊かな自然に囲まれる木曽の二つの宿場町をご紹介します。

取材・文/関屋淳子
桜と酒をこよなく愛する虎党。著書に『和歌・歌枕で巡る日本の景勝地』(ピエ・ブックス)、『ニッポンの産業遺産』(エイ出版)ほか。旅情報発信サイト「旅恋どっとこむ」(http://www.tabikoi.com)代表。