今を遡ること400年以上前、加賀国の山中(石川県)に木地師の集団が移住してきたことから発祥・発展した工芸が「山中漆器」です。ここに紹介する椀は、その伝統の山中漆器に少し変わった製法を施した、サライだけの特注品です。
けやき材を挽いて椀に成形・乾燥させたのち、バーナーで焦がしさらに磨き上げることで、椀の縁を朽ちたかのように風雅に仕上げました。さらに漆を塗り重ねて、堅牢かつ漆黒の中に美しい木目を浮かび上がらせる木の椀が誕生しました。
熟練の木地師と塗師との見事な連携で生まれた、唯一無二のお椀です。
【今日の逸品】
拭き漆のけやきのお椀
『サライ』×浅田漆器工芸(日本)
5,400円(消費税8%込み)