樹木の化石であるジェットと、樹脂の化石・琥珀を融合させた宝石「アンジェローグ」
美しい漆黒の輝きを放つ「アンジェローグ」は、樹木の化石であるジェットと、樹脂の化石・琥珀を融合させた宝石。その誕生を成功させたのは、昭和56年より岩手県久慈市に工房を構える国内屈指の琥珀メーカー「久慈琥珀」だ。
同地は、世界三大琥珀産地のひとつ。恐竜の化石も産出する約9千万年前の白亜紀の地層から採掘されるこれらは、希少価値が高い。「ジェットの原石は亀裂が入りやすく、耐久性に乏しいため、加工に困難を極めました。そこで硬度を高める技術を岩手大学と共同研究し、ジェットに琥珀を混ぜることで、新素材マリアージュリファインド(融合精製)を開発したのです。堅牢性が増して加工も可能になり、長く使用できる新たな宝石が完成。アンジェローグと名付けました」と、営業部の小倉美紀子さん。英国のヴィクトリア女王が亡き夫へ哀悼の意を表すため身につけていたことから、ジェットはヨーロッパで故人を追悼する際に着用するモーニングジュエリーとして知られている。さらには琥珀のように軽量で、汗にも強いなど、高貴さと使いやすさを併せ持つアクセサリーが誕生した。
深い黒色は、日本女性の肌や髪の色にもよく映える。セレモニーにも普段のおしゃれにも、樹木由来のぬくもりと太古の輝きをぜひ肌で感じていただきたい。
【今日の逸品】
アンジェローグのアクセサリー
久慈琥珀
48,400円(消費税込み)