多くの人が利用しているインターネットで、サイトを開くと表示されるインターネット広告。みなさんはどんな思いを抱いているでしょうか?
インターネット調査を中心に提供している伊藤忠グループのリサーチ会社、マイボイスコム株式会社(https://www.myvoice.co.jp/)が、3回目となる『インターネット広告』に関するインターネット調査を2020年3月1日~5日に実施しました。10,313件の回答を集めた結果をご紹介します。
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直近1年間に表示されたインターネット広告
直近1年間のインターネット利用時に表示されたインターネット広告は(複数回答)、「画面端に表示される画像の広告(バナー広告)」が81.8%、「画面端に表示される動画の広告(動画広告)」が56.5%、「コンテンツや記事の間に表示される広告」「動画サイトのスキップできる動画広告」が4~5割です。
10~30代では、「SNSのタイムラインに表示される広告」「動画サイトのスキップできる動画広告」「動画サイトのスキップできない動画広告」の比率が高くなっています。
内容を読んだインターネット広告
直近1年間にインターネット広告が表示された人のうち、内容を読む人は4割弱です。「だいたい読む」が2.1%、「内容やタイミングなどによっては、読むこともある」が36.5%となっています。
直近1年間にインターネット広告が表示された人が読んだ広告は、(複数回答)、「画面端に表示される画像の広告(バナー広告)」が26.0%で最も多く、「コンテンツや記事の間に表示される広告」「画面端に表示される動画の広告(動画広告)」「過去に購入・閲覧・検索した商品やサービス等に関する広告」が8~9%となっています。
インターネット広告が表示された際に行ったこと
直近1年間にインターネット広告が表示された人に、広告が表示された際に行ったことを聞いたところ(複数回答)、「広告を閉じた」「インターネット広告を、間違えてクリックした」が各37.1%、「インターネット広告をクリックした(意図的に)」が28.0%です。「インターネット広告を、間違えてクリックした」は、女性10~30代で5割前後と他の層より高くなっています。
インターネット広告についての考え方
インターネット広告についての考え方は(複数回答)、「気になるものや興味があるもの、面白いものなら内容を読む」「関係のない広告が表示されるとイライラする」「スクロールなどの操作を妨げられるので、わずらわしい」が各30%台となっています。
インターネット広告で不快に感じるもの
インターネット広告で不快に感じるものは(複数回答)、「興味がない・関係ない内容の広告」「別画面やポップアップで自動的に表示される」「画面の上や下に、常に表示される(スクロールしても固定されている)」が各3割強、「画面の上から下に降りてくる、スクロールに合わせて移動する」「画面全体に表示される」「動画サイトのスキップできない動画広告」「画面を開くと自動で再生される動画広告」などが各20%台です。10~30代では、「動画サイトのスキップできない動画広告」の比率が高くなっています。
【回答者のコメント】
■インターネット広告で不快に感じるもの (全4,536件)
・閉じるボタンを押しても消せない広告は不快に感じる。(男性27歳)
・ゲームで遊んでいてさあ次だと意気込んでいるときに、広告があること。(男性38歳)
・動画のコマーシャルは重くなるので、許可制にしてほしい。不快になる。(男性45歳)
・ちょっと興味があるがサイトである商品を閲覧した後、SNSなどで繰り返し、広告が表示されること。(男性54歳)
・期間限定、残り○点など過度に購入意欲を煽る広告。通常時と遜色のない価格での特売セールスのもの。(男性57歳)
・タップしたい部分の場所に勝手に動いてくる広告にとてもイライラして、そのサイトを使うのを辞めた。(女性29歳)
・簡単にスキップできない広告はうっとうしい。(女性33歳)
・見ていたサイトに戻れずに、また再ログインをしなければならない時。(女性40歳)
・自分の好むに関わらず、属性に一致しているもの。(女性45歳)
・家族で使うので、子供には見せたくないような広告が多い。消してもまた表示されるので、イライラすることがある(女性60歳)
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インターネット広告にはいろいろな種類があるため、対応のかたちも人それぞれな感じです。一概に邪魔とはいえない結果になっているのも興味深いですね。