新着記事

黒澤明『用心棒』 観るたびに面白く、見飽きない。どんなハリウッド映画も吹き飛ばすほどの痛快さ|黒澤明『用心棒』【面白すぎる日本映画 第28回】 日本リメイク版『24』ジャック・バウアー役を演じてほしい俳優ランキング|3位 は 岡田准一 、2位は ディーン・フジオカ 、1位は? 日本リメイク版『24』ジャック・バウアーを演じてほしい俳優ランキング|3位 は 岡田准一 、2位は ディーン・フジオカ 、1位は? 被災時に預貯金などを引き出すには【被災したときに役立つ生活再建のための知識】 被災時に預貯金などを引き出すには【被災したときに役立つ生活再建のための知識】 出雲黒柿の香筒|柿の古木が生む超希少な材を使った伝統の逸品 今もっともアツい動物行動学者、入交眞巳先生の新刊は愛猫家必読のバイブル【にゃんこサライ特別編】 レクサス車の顔として定着した、台形をふたつ合わせたようなスピンドルグリルが印象的。ヘッドライトは小型LED3眼を採用。 レクサスES|12年ぶりに国内販売を再開した上級4ドアセダンの革新性【石川真禧照の名車を利く】 【ビジネスの極意】なぜ、有望な新人を適材適所に配置できないのか? 【ビジネスの極意】なぜ、有望な新人を適材適所に配置できないのか? 鉄瓶 観月アラレ|まろやかな湯が沸く使い勝手のよいサイズの鉄瓶 野菜たっぷり干し貝柱の中華丼 【管理栄養士が教える減塩レシピ】野菜たっぷり干し貝柱の中華丼|干し貝柱でだしを取ろう 長く運転を続けたいシニアなら読んでおくべき1冊|『運転をあきらめないシニアの本音と新・対策』 「歩行者や自転車に気づかない」「ブレーキのつもりがアクセル」「ウインカーの出し忘れ」|シニアの運転傾向と安全運転を続けるコツ

サライ本誌最新号

住宅特集アンケート実施中です!

別冊付録「大人の逸品カタログ」商品はこちらから

ピックアップ記事

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

暮らし

「周りが介護度の高い入居者ばかりで、毎日が楽しくない……」有料老人ホームやサ高住でのミスマッチはなぜ起こる?

取材・文/坂口鈴香

先日、新聞に70代の男性による次のような趣旨の投稿が掲載された。

“サ高住に入居しているが、入居後、サ高住の方針が変わったようで、介護度の高い人を多く受け入れるようになった。周りに自分と同じように自立度が高い人がおらず、戸惑っている。入居するときは、こうなるとは思っていなかった。かといって転居する資金もない。これから先、自分もそうなっていくとは思うものの、周りと話も合わず毎日がつまらない”

数日後、それを受けて、有料老人ホームに入居している女性からも「自分も同じような状況だ」と、その男性に同感する投書が掲載された。

これらの投書を、読者の皆さんはどう思われるだろうか。もし自分や親がその立場だったら……と考えると、投書された方に同情する方も多いのではないだろうか。そんな不幸な結果を招かないためには、どうしたらいいのだろうか?

サ高住や有料老人ホームにおけるこうした不満の声に対して、施設選びのプロはどうアドバイスするのか。ホーム入居相談員に話を聞いた。

* * *

●サ高住でのミスマッチはなぜ起きた?

まずは、サ高住に入居している男性の投書から考えてみましょう。

サ高住は自立している方や、介護度が低い方のための住まいとしてスタートしました。
「入居前にしっかり確認! 失敗しない『サ高住』の見極めポイント」 参照)

ところがそれでは利益が出ないという運営者側の事情もあり、介護が必要な人を積極的に受け入れる「介護タイプ」のサ高住が増えてきています。そのためミスマッチが起こり、投書された方のように居心地の悪さを感じている人がいると考えられます。

自立している入居者にとっては、入居後そのサ高住が方針転換したことで介護度の高い入居者が増えたとしたら、投書された方のように「こんなはずではなかった」と施設に裏切られたと感じることも十分考えられ、同情する点もあります。

ただし、入居する側も入居前にそのサ高住の性格をよく理解しておかねばなりません。投書された方の場合も、そもそもそのサ高住が「介護タイプ」だったかもしれません。また、入居したときに周りの入居者の介護度が低かったとしても、いずれ常時介護が必要になることは予想できるはずです。投書された方がそうしたことを確認していなかったとしたら、一方的に「裏切られた」とは言えないこともまた事実なのです。

●ミスマッチを感じている人はどうすればいい?

投書された方は、「介護度の高い人が多くて居心地が悪い」と嘆いていますが、逆に「介護度が高くなっても安心して住み続けられるサ高住でよかった」と考えてみてはどうでしょうか。

「こんなはずではなかった」とサ高住の運営者側と争っても、貴重な時間を無駄にするだけです。せっかくお元気なのですから、サ高住は「安心して暮らせる住まい」と割り切って、外に目を向けて、そこで生きがいを見つけることをおすすめします。そもそも、サ高住は自宅にいるように自由な生活ができる住まいなのですから。

●有料老人ホームでミスマッチを感じている場合はどうしたらいい?

2番目の投書のように、ミスマッチを感じているのが有料老人ホームの入居者となると、サ高住の場合とはまったく違ってきます。厳しいようですが、ミスマッチの原因は入居者側にあるのです。

有料老人ホームは、基本的には介護を受ける場所です。

だから、「入居時自立型」でない限り、「介護が必要な人ばかり」なのは当たり前なのです。この方が入居した当時は、介護度の高い人がそう多くなかったのかもしれませんが、年数が経てば介護度が上がっていくのは仕方ないことです。

にもかかわらず投書された方のように違和感があるとすれば、そもそも有料老人ホームがどういうものなのかを理解していなかったか、あるいは入居前の見学で自分に合ったホームを見極められなかったか。いずれにしてもその違和感は、ホーム側の責任とは言えません。

有料老人ホームを選ぶ際には、必ず見学と体験入居をして、他の入居者の様子や雰囲気を自分の目で見て、気持ちよく生活できそうかを判断してください。

* * *

以上、有料老人ホームやサ高住におけるミスマッチについて検証した。

とかくサ高住や有料老人ホームのマイナスイメージが強調されがちだが、話を聞いた入居相談員が指摘するように、入居者側の理解が不足していたり、入居前の見学でサ高住やホームの雰囲気を把握できていなかったりしたことがミスマッチの原因であることも少なくない。

見学時には、この先自分や周りがどう変化していくかまでも想像しながら、そこでどんな生活をしたいのか、どんな生活ができそうかを考えよう。

そして親が終の棲家選びをする際は、子どもも一緒に見学して、親がその住まいに合いそうか見極めるサポートをしてほしい。

取材・文/坂口鈴香
終の棲家や高齢の親と家族の関係などに関する記事を中心に執筆する“終活ライター”。訪問した施設は100か所以上。20年ほど前に親を呼び寄せ、母を見送った経験から、人生の終末期や家族の思いなどについて探求している。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 「老人ホームの食事は薄味でまずい」はウソ。ホームの食事 ここだけ…
  2. 数々のホーム食を試食してきた著者が教える、食事のおいしい有料老人…
PAGE TOP