老後の収入源として「不動産投資」を検討している人もいるだろう。しかし“うまく運用できるのか”“利益は出るのか”など、不安も大きい。

不動産関連の比較査定サイト「スマイスター」を運営するリビン・テクノロジーズは、「スマイスター」を利用した20歳以上の男女全国916人を対象に「不動産投資」についての調査を行なった。調査結果を詳しく紹介しよう!

気になる「不動産投資経験アリ」の割合は?

まず「不動産投資の経験」について聞いた。その結果、『現在している』(6.1%)、『過去にしていた』(4.2%)、『興味はあるが未経験』(20.3%)、『興味がない』(69.4%)だった。

不動産投資の経験者は全体の1割程度と、まだまだ少ない印象だ。

不動産投資経験者は「区分マンション」、未経験者は「戸建て」に興味

前問で『現在している』or『過去にしていた』と回答した不動産投資経験者に、何に投資したか聞いてみた。投資経験者に最も多かったのは『区分マンション』。その他、『戸建て』は現在している人が12.5%に対し、過去にしていた人は31.6%、、『1棟アパート』は過去にしていた人が5.3%に対し、現在している人は28.6%と、バラつきが見られた。

一方、不動産投資未経験に人気だったのは『戸建て』(29.0%)、『駐車場』(26.9%)、『1棟アパート』(22.6%)。経験者には不人気だった『コインパーキング』(16.7%)、『民泊』(12.9%)、『介護施設』『サービス付き高齢者向け住宅』(共に8.6%)など、ここ数年話題となった不動産投資の種類が多く挙がっている。

経験者が今後してみたい不動産投資は『特にない』

アンケートでは、不動産投資経験者に「今後投資してみたい不動産投資の種類」も聞いている。最も多かったのは『特になし』(37.2%)だったが、投資してみたい種類では『区分マンション』(17.0%)が最多、以下『1棟アパート』『戸建て』(共に14.9%)、『民泊』(10.6%)、『駐車場』(9.6%)、『1棟マンション』(8.5%)と続いた。投資経験のない『民泊』をはじめ、『コインパーキング』(5.3%)、『介護施設』『サービス付き高齢者向け住宅』(共に3.2%)に興味を持っている人もいた。

投資用不動産は『今、買い時ではない』!

最後に、ズバリ「今、投資用不動産は買い時か?」を聞いている。
その結果、期間限定ではあるが買い時だと考えている人が37.8%いるのに対し、今は買い時ではないと考えている人は62.2%もいることがわかった。さらに、回答者の内訳を見ると、『買い時ではないと思う』は不動産投資経験者ほど高い回答率(現在:32.1%、過去:36.8%)となっていた。

不動産投資と一括りにいっても、「戸建て」から「区分マンション」、さらに最近は「民泊」「コインパーキング」「サービス付き高齢者向け住宅」など、多岐にわたっている。投資にリスクはつきもの。経験者ほど“今は買い時ではない”と考えているということを踏まえ、とりあえず今は手を出さず、行方を見守ったほうが安全か?

スマイスター調べ

文/鳥居優美

 

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