ご飯をひと箸、口に運ぶ。炊きたての米の香りとともに、柔らかな甘さが口中に広がる。心地よい米粒の弾力を舌で感じながら、ひと噛み、ふた噛みすると、さらなる旨みがはじけるように飛び出してくる。
今回は「ごはん」を家庭でより美味しく保存するコツをご紹介しよう。
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食事のあとで余ってしまったご飯は、急速冷凍にして保存するのがよい。使う用具は、熱伝導率の高いアルミニウム容器、食品用のラップ、そして保冷剤だ。
急速冷凍の秘訣は、ご飯の水蒸気が水滴に変わらないよう、ラップ上に平たく盛り、粗熱を取ること。その後ラップで包み、冷凍庫に入れて凍らせる。
ただし冷凍期間はひと月程度を限度にしたい。食べるときには電子レンジで解凍すればよい。

急速冷凍に向くアルミニウムのバットに、大き目に切ったラップを敷き、その上に、ご飯をつぶさずに広げて粗熱を取っておく。

ラップでふんわりと平たく包む。あらかじめ、ご飯の水蒸気を逃がしておかないと、ご飯粒に水滴が付き、べたっとして食味が落ちる。

さらに保冷剤を載せ、このまま冷凍庫へ入れるとよい。食べるときはバットから出し、ラップで包んだまま電子レンジで解凍する。
取材・文/塙 ちと
写真/宮地 工
