インターネットで何かを検索しようとすると、入力途中に次々と関連するキーワードが表示されることに気づいたことはありませんか? これは「Googleサジェスト」(別名:Googleオートコンプリート)と呼ばれる機能で、この機能があなたの検索体験を大きく変えているのです。
そもそもサジェスト機能とはどんなものなのか、どうやって活用すればより効果的なのかを知ることで、インターネットをより便利に感じられるでしょう。この記事では、「Googleサジェスト」についてわかりやすく解説します。
目次
「Googleサジェスト」の基礎知識
サジェスト機能の表示方法と非表示方法
サジェストのトラブルシューティング
サジェストの応用と活用方法
最後に
「Googleサジェスト」の基礎知識
Googleのサジェスト機能は検索の際、非常に便利です。まずは、Googleサジェストとはどのようなもので、どのような仕組みなのかを紹介します。
※この記事では、実行環境にパソコンのWindows 10を使っています。
Googleサジェストとは何か?
Googleのサジェスト機能は、Google検索バーにキーワードを入力すると、その途中で関連する検索候補が自動的に表示される働きのことです。例えば、「サライ」と入力を始めると、「サライ 歌詞」「サライ 雑誌」などの候補が次々に表示されます。
サジェスト機能により、長い検索語句を一字一句入力する必要がなくなり、素早く目的の情報にアクセスができるようになります。
Googleサジェストの仕組み
Googleのサジェスト機能がどのように検索候補を表示するのか、仕組みを見てみましょう。Googleサジェストは、世界中のユーザーが過去に検索したデータや、あなたが以前に検索したキーワード、さらには現在の検索トレンドをもとに、あなたが探している情報を予測し、関連性の高い候補を瞬時に提示します。
Googleのサジェスト機能は、効率よく検索をするための手助けをしてくれているのです。
サジェスト機能の表示方法と非表示方法
初期設定ではサジェストがオンになっているため、多くのユーザーはそのまま使用しているかもしれません。Googleのサジェスト機能の一部は、必要に応じてオン・オフを設定することができます。以下の手順で設定の確認・変更が可能です。
1.Googleの検索設定にアクセス
Googleの検索画面の右下にある「設定」メニューをクリックします。
2.検索設定を選択
メニューから「検索設定」を選びます。
3.サジェスト機能を確認
「その他の設定」を選んで、「急上昇ワードに基づく予測入力」を確認。急上昇ワードに基づくサジェスト機能を使用したい場合はトグルをオン、不要な場合はオフにします。
サジェストのトラブルシューティング
Googleで検索する時に、「サジェストがうまく表示されない」、または「不適切なキーワードが表示されてしまう……」ということがあるかもしれません。ここでは、サジェストが表示されない場合の対策や、ネガティブなサジェストへの対処法について説明します。
サジェストが出ない場合の対策
サジェストが表示されない場合は、以下のステップで原因を確認し、対策しましょう。
1.インターネット接続の確認
インターネット接続が不安定だと、サジェストが正しく表示されないことがあります。Wi-Fiやモバイルデータ通信の接続状態を確認し、問題があれば再接続してください。
2.ブラウザのキャッシュをクリア
「キャッシュ」とは、ウェブサイトを表示するために一時的に保存されるデータのこと。キャッシュが溜まりすぎると、サジェスト機能に影響を与える場合があります。そんな時は、キャッシュをクリアしましょう。
キャッシュをクリアする手順は以下の通りです。
【Google Chromeの場合】
設定メニューの検索ボックスで「閲覧履歴データを削除」と検索し、「閲覧履歴データを消去」を選びます。
「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて消去します。
ネガティブなサジェストの対策
サジェストに、不適切な言葉やネガティブなキーワードが表示されてしまうことがあります。そうした場合は、以下の手段を取ってみてください。
1.Googleサポートへの削除依頼をする
ネガティブなサジェストを削除するには、Googleのサポートページから削除依頼を出します。具体的には、該当するサジェストのスクリーンショットを添付し、削除を希望する理由を説明して申請することが可能です。
2.検索履歴の管理
自分の検索履歴が原因で、不適切なサジェストが表示される場合もあります。そうした場合は、Googleアカウントの「マイ アクティビティ」から、過去の検索履歴を管理・削除することで、サジェスト結果を改善できるでしょう。
3.フィードバックの送信
特定のサジェストに問題があると感じた場合、Googleにフィードバックを送ることも可能です。
問題のあるサジェストが見つかったら、そのサジェスト一覧の下にある「不適切な検索候補の報告」というリンクをクリックします。表示されたフォームに、問題の詳細や理由を記入し、「送信」ボタンを押せばフィードバック完了です。
フィードバックすることにより、Google社が該当のサジェストを検討し、必要に応じて改善が行われる可能性があります。
サジェストの応用と活用方法
Googleサジェストは、SEO(検索エンジン最適化)の強力なツールとしても利用できます。サジェストに表示されるキーワードは、多くのユーザーが検索している言葉です。これを活用して、ウェブサイトやブログの記事タイトルに組み込むことで、検索結果の上位に表示される可能性が高まります。
サジェストキーワードの調べ方
サジェストキーワードを調べる方法は、簡単です。Google検索バーに主要なキーワードを入力するだけで、関連するサジェストが表示されます。このサジェストをもとに、ユーザーがどのような情報を求めているのかを把握し、コンテンツ作成や改善に役立てることができるでしょう。
最後に
Googleのサジェスト機能は、検索の効率を高めるだけでなく、情報発信やビジネスにおいても大いに役立つツールです。この記事を通じて、サジェストの仕組みや活用法について理解が深まったなら幸いです。
●監修/三鷹 れい(みたか れい|京都メディアライン・https://kyotomedialine.com FB)
プログラマー。中小企業のDX化など、デジタル分野での支援をしている。主な開発分野はバックエンド・フロントエンド・アプリ。その他、歴史などの人文系にも興味を持つ。