目次
そもそもGoogleマップとは?
Googleマップの位置情報がおかしいときの原因と対処法
Safariだと毎回、位置情報を確認される?
最後に
パソコン(以下、PC)やスマホを問わず、よく使われるサービスと言えば、Googleでしょう。Google Chromeを筆頭にYouTubeやカレンダーをはじめ、非常に便利なサービスがあり、それぞれの機能が充実しているので全てを使いこなせている方はそう多くはないと思います。とはいえ、各々のサービスの使い方への理解を深めていけば、利便性をさらに高めることが可能です。
今回はGoogleマップについて見ていきたいと思います。
そもそもGoogleマップとは?
Googleマップとは、Googleが提供している地図アプリのこと。例えば、有名なラーメン店の検索や目的地へのナビゲーション、混雑状況の表示など、場所に関してさまざまな情報を提供してくれるサービスです。
単なる地図であることをはるかに超えて、街中の様子を散策しているかのように写真で見られる「Google ストリートビュー」や、博物館などの館内図を提供する「インドアマップ」、ユーザーの移動履歴がわかる「タイムライン」など、じつに豊富な機能があります。
Googleマップの位置情報がおかしいときの原因と対処法
Googleマップで現在地を確認した時、全く違う場所に自分を示す青い丸があったという経験はないでしょうか? もしくは、いつまで待っても正しい現在地が表示されないということが続き、困惑したこともあったかもしれません。そうした場合の原因別に対処法をご紹介します。
1: GPS電波が届かないか、またはオフになっている
Googleマップでは、GPSから現在地の位置情報を特定しています。そのため、スマホの位置情報がオフに設定されているか、人工衛星からの電波が遮断されやすい屋内や地下などにいる場合は正確な現在地を取得できません。一旦、外に出てみるか、それでも位置情報がおかしい時はスマホの設定を確認してみましょう。
Androidの時は、「設定」から「位置」をタップし、「位置情報」を有効にします。
iPhoneならば「設定」 から「プライバシー」を選択、すると「位置情報サービス」という項目があるので、そこにタップして「位置情報サービス」を有効にします。
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2:Wi-Fiがオフになっている
GoogleマップはGPSだけではなく、付近を飛んでいるWi-Fiの電波からも現在地の位置情報を特定しています。GPSが使えない場合、近隣のWi-Fiを使って位置情報を取得しようとするのですが、Wi-Fiの設定がオフになっていると、それができません。オンにする必要があります。
Androidの時は、「設定」から「Wi-Fi」をタップし、その中の「Wi-Fi」を有効にします。
iPhoneも同様に「設定」から「Wi-Fi」をタップし、その中の「Wi-Fi」を有効にします。
3:低電力モードになっている
Googleマップでは、位置情報の取得のために常にスマホがGPSと通信している必要があります。そのため、バッテリーの消費量電力も多くなります。省エネモードにしていると、電力不足でGPSの位置情報の検出までに時間がかかり、精度が低下します。
より正確な位置情報を特定したいならば、スマホの節電・省エネモードを解除するといいでしょう。
Androidの時は、「設定」から省エネモード設定画面にいくまでが端末によって異なりますので、注意しましょう。今回は機種がOPPOシリーズで手順を紹介します。
「設定」に遷移したら、「バッテリー」を選択。そして、「省エネモード」が有効になっていたら、これを無効にしましょう。
iPhoneでは「設定」から「バッテリー」をタップし、「低電力モード」を無効にします。
Safariだと毎回、位置情報を確認される?
ブラウザのSafariを使って、GoogleマップやWebサイトを使用すると、アラートが出てきて「あなたの位置情報を利用しようとしています」と尋ねられることがあります。これは、Safariの仕様上、アクセスしているWEBサイトがシステムに位置情報を要求するようになっているために起こります。位置情報はプライバシーに関わるので、利用を許可することをユーザーに確認しているのです。初期設定では、この表示が出るようになっています。
非表示にしたいならば、「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」→「SafariのWebサイト」の順に画面を開き、位置情報の利用を許可は「なし」にしましょう。位置情報の利用許可を求めてくることはなくなります。
その代わり、位置情報を利用したサービスの精度が低下するという副作用があるので、それを踏まえたうえで選択しましょう。
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最後に
Googleマップは大変便利なサービスです。しかしながら、紙の地図ではないので、基本的にインターネットに接続していないと正しく利用することができず、自分の現在地がおかしいという事象が発生することもあります。電波の届かない山奥などでは、特に顕著です。利用にあたっては、インターネット環境が十分かどうか確かめてから使うのがベストでしょう。
●構成・執筆/京都メディアライン・https://kyotomedialine.com/