写真はイメージです。

結婚という人生の一大イベント。失敗したくないという思いは誰しもあります。結婚の決め手は人それぞれですが、こんな理由で決めても良いのだろうかと悩んでいる人も多いと思います。

この人と人生を共にできるのか、そう考えたときに結婚を決心する決め手は何か、逆にこの人とはやっていけないと思う理由は何か。

保険相談サービスを提供する保険マンモス株式会社(https://hoken-mammoth.com/corp/)が「結婚の決め手&破局の決め手についてのアンケート」と題して男女500人(男性250人・女性250人)に聞きました。

結婚の決め手になったこと

今回のアンケートにお答えいただいた年代の内訳です。男女とも、結婚適齢期の20代〜30代が多くなっています。

男女別に、結婚の決め手になったきっかけ、理由をご紹介します。

誰でも優しい人と結婚したいと思うものですが、男性は女性よりもその傾向が強いようです。

外で仕事を頑張っているとき、男性は弱音を吐くことをできない人が多いので、辛さや自分の弱さを受け止めてくれる優しい女性を求めているのでしょう。

実際、特に多かったのが「辛いときにそばで支えてくれた」というものでした。誰かに頼りたい、しかし誰にも頼れないというとき、そばで自分を見守ってくれている人とずっと一緒にいたいと思うのは自然なことです。

では、女性が「結婚したい!」と思ったきっかけ、理由はどのようなものか。

男性と同じく、辛いときに自分を支えてくれた人に心惹かれるようです。

男性と違うのは、子供についての考え方も重視している点です。女性は「子供を守る」という本能が結婚の条件にも影響するようです。

具体的には、次のような回答がありました。男性が女性に求めるものは、優しさの他に価値観や考え方が合うことも重要だということがわかります。

男性の<結婚の決め手になったこと>具体的な回答
・職場のトラブルで精神的にまいっていたときにさりげなく励ましてくれた。
・風邪で寝込んでたとき献身的に看病してくれた。
・怪我で自宅療養していた時、二日に一回家事しに来てくれた。
・仕事で悩んでいる時に、駆けつけてくれて焼肉を奢ってくれた。
・最初見合いの話があり、その話は断ったのですが、その後数年経ってから友人から紹介され縁があると思い結婚しました。
・作ってくれた弁当の盛り付けがきれいで、美味しかった。
・顔も体型も性格も全てが完璧だった。
・特に大きな病気もなく、健康体でした。それが決め手です。
・仕事をしたくないという私を受け止めてくれたこと。
・過去の汚点を話しても、それを含めて受け入れてくれたから。
・一緒に居酒屋に行った時に刺身のツマを美味しそうに食べた時。今まで気取った女の人ばかりだったのでときめいた。
・私だけにではなく誰に対しても思いやりがある優しい女性だったからです。どのような容姿や人間性の人にも平等な態度で接していたので心から尊敬出来ましたし結婚したら自身も更に成長出来るなと思ったからです。
・映画の感動ポイントが同じところだった。
・おっとりしていて一緒にいて安らげた。
・仕事柄、手が汚れていることが多く気にしていたらその手を握って頑張ってる手だねと言ってくれた。
・離婚した自分を「私が幸せにする」と言ってくれた。
・仕事で会えない日も毎日電話をくれる思いやりにジーンときた。
・のめり込む趣味を持っていることが同じだった。内容は違うけど、共有しなくても完結していた。
・無言でもお互い気にせず、一緒にいる空間が心地よかった。
・当時借金をしており、返済のためにお金を貸してくれたことが決め手となりました。
・命の恩人。
・好きだから見て欲しいと、冬のソナタを全話見せられたことがありました。とても面白かったのですが、結構な時間がかかりました。仕返しに(笑)私の好きだった仮面ライダーダブルを全話見せたところ、ハマってくれました。自分が好きなものを受け入れてくれた、また価値観も非常に似ているのだなと感じ結婚しようと思いました。
・今までにないくらいの一目惚れ!
・日頃の出来事や時事ニュースで感じたことが似てたり、同じだったりしたことです。
・自立していて向上心がある。
・笑いのツボが同じだったこと。
・直感。初対面の時にこの人と結婚する!と思った。
・いつ結婚すんだよ。と半ギレで言われた時。
・ふとした時に「あー、この人と結婚するんだろうなー。」と感じた。

女性の具体的な回答はこちら。一人の人間として自分を尊重してくれること、自分のことを大事にしてくれることというのが決め手になっているようです。

女性の<結婚の決め手になったこと>具体的な回答
・職場内恋愛で、新入社員の時に人間関係で悩んでいたら、頻繁に声を掛けてくれるようになった。
・職場の上司と結婚しましたが、目上の人にも部下にも態度を変えず、優しい性格だった為です。
・職場恋愛でしたが、上司や同僚からの信頼が厚く、付き合う前から頼りになる人だった。私が仕事で困った時も、すぐに助けてくれた。
・私が9割、相手が1割話す感じの会話が良かった。
・私が体調を崩した時に遠距離にも関わらず日帰りで会いにきてくれた。
・熱を出して私が寝込んでいる時、彼は仕事に行かないといけなくて心配した彼が大きな手で不器用に握ってくれたおにぎりを食べた時。
・部屋が散らかっていても何も言われなかったから。
・しばらく会ってなくて久々に会った時に、お互いに同じ本をおすすめしようとした。
・一生大事にすると言われたこと。
・成人式に再会し、小学生の頃お互いが初恋の相手だと知り、運命の相手だと思った。
・収入が同世代と比べ安定していたから。
・連絡頻度が自分のペースと合っていた。
・言葉だけでなく行動で大事にされていると実感した。
・私がひとりっ子で、夫は長男なのに私の親と同居してくれると言ってくれたところ。
・オタク趣味に理解があった。
・料理がめちゃくちゃ上手だった。
・悩みを話したときに私に寄り添って泣いてくれたこと。
・ただ部屋で一緒にダラダラしていることに苦痛を感じず、居心地がいいなと思ったこと。
・家族のことも大事にしてくれた。
・仕事を辞めたい時に結婚の話をしてくれた。
・彼が一人では生きていけない、と彼自身が弱ったときに弱音を吐いてくれた。
・父に似ている部分があったから。
・私が実家暮らしで親と折り合いがつかずに困っていたのを見て、うちに来るか?と言ってくれた。
・街中で2時間号泣しても怒らなかった。
・適度にひとりの時間をくれた。
・私は容姿にコンプレックスがあるため、男性恐怖症気味でした。そんな私を一生守るから、と言ってくれたことにグッときて結婚しました。
・名前に同じ漢字が使われていて運命を感じた。
・人の悪口を言わない人だったから。
・お酒を飲まなかった。
・自分と考え方が180度違って新鮮だったから。今まで周りにいないタイプだったのも刺激になった。
・今まで人の寝息など聞こえると寝れなかったが、今の旦那さんだけは安眠できた。
・ケンカをする時や意見が合わなかった時、どんな言葉で伝えると傷付けないか、いつも考えてから話してくれるところ。
・私の早く結婚したいアピールに負けないで一緒にいてくれたこと。
・同棲してみて、家事など積極的に一緒にしてくれた。
・しつこい程のアプローチに根負けした。
・見た目が好きだったから。
・子供の頃にハマっていたドラマがおなじだった。
・20代の時に両親の代わりに祖母の介護をしていたという話を聞いて、家族を大切にできる思いやりのある人なのだと知った。
・同棲をしてみたところ、私がする家事すべてに毎日必ず「ありがとう」と言ってくれたこと。
・猫を飼っている人だったから。
・お金の管理を結婚後全部任せてくれるって言ってくれたこと(私が管理したかったから)
・とにかく怒らない。自分が悪くなくてもすぐごめんって言ってくれる。
・毎日褒めてくれる。
・自分がその人の子供を産みたいと思ったから。
・風邪で高熱が続きお風呂にも入れず、すっぴんで髪もボサボサで顔もむくんで変な顔でも「かわいい」と言って会社を休んで看病してくれた時。
・毒親から私を守ってくれた。
・私の両親をとても大切にしてくれるのを見て、この人しかいないと思った。
・遠距離恋愛になった時にも浮気をせずに2人で生活する事をしっかり考えてくれていた。

あんなに好きだったはずなのに…どうして別れを決めたのか

結婚を決める人がいれば、別れを決める人もいます。かつては「この人しかいない!」と思うほど好きだった人も、なんらかのきっかけで「もう無理」となってしまうことがあります。

人はどういったときに別れを決めるのか、その理由についても聞いてみました。

たまにデートするくらいなら気にならなかったことも、結婚を意識したり、一緒に住み始めたりするとどうにも気になって仕方ないということがあります。

男性で最も多かった回答は、「価値観、性格が合わなかった」でした。人生を共にするには、同じ方向を向いて歩んでいけるかどうかが大事だということでしょう。

また、結婚は個人の意思でするものとはいえ、お互いの親とも関わりを持たなくてはなりません。義両親との関係性も、結婚が継続できるかどうかの重要なポイントとなっているようです。

女性は男性よりも、「今後どうやって生活していくのか」という観点を持って相手を見ているようです。

価値観が合うことはもちろん大事ですが、お金にルーズな人、女性関係が派手な人、そして「マザコン」は我慢できないという人が多かったです。

具体的な回答としてはこのようなものがありました。

男性の<破局の決め手になったこと>具体的な回答
・毎回プリクラとか撮るのがだるかった。
・毎日お風呂に入っていなかった。
・彼女が追突事故を起こしたときに何も悪くない相手の事を愚痴りだしたときに見たことがない一面が見えてしまい冷めてしまった。
・顔が好みではなかった。
・分からないことを分からないと言えない人だったから。
・交際期間は11年ほどだったが、ほとんど話が合わず、趣味も違ったので自然消滅してしまった。
・歳の差。こちらが若くて、向こうが結婚を望んでいたが、まだ大学生だった私にはそれができませんでした。
・相手が自分のことばかり優先したのでしんどくなった。
・転勤時についてこなかった。
・仕事で独立するときに猛反対をされ、独立した後も非協力的で常に皮肉を言われていたから。
・容姿ばかり気にして他人の目をやたらと気にしていたので一緒に居て面倒に感じた。
・酒癖が悪かった。
・自宅にいるとき下着姿でウロウロするのが耐えられなかった。男でもどうかと思いますが、女性なのでもう少し羞恥心をもって欲しかったです。
・相手がどんなに仕事が忙しくても毎週会わないと気がすまなくて面倒くさくなってしまいました。
・相手の部屋に入ったときに、異常に汚くて、埃がひどく、蕁麻疹が出た。
・仕事で汚れた手を見て触らないでと言われた。
・男友達が多いのは知っていたが、そのほとんどとそういう関係を持っていた。
・相手は外国籍で、一緒になってから文化の違いが浮き彫りになっていった。
・自分のことばかり話して、協調性がないところ。
・人の悪口ばかりを言う人であまり一緒にいて居心地が良くなかったから。
・料理の好み(味付け)が合わなかった。
・小さな嘘を平気でつく人だったので信用できなくなった。
・私が大変な時に支えてくれず、逆に負担になったから。
・連絡の頻度が多すぎたこと。
・甘えてくることが多い人だった。最初はよかったが段々面倒に感じて好きな感情もさめた。
・付き合った記念日や誕生日を忘れられた時は悲しかった。
・自分の実家に招待した時に、挨拶など礼儀がなっていなかった。
・許せない一言をさらっと言ったこと。
・手料理が引くほどまずかった。
・喧嘩をした時に自分が一番言って欲しくなかったことを言われて一気に冷めてしまった。
・付き合うまでは燃えたが、付き合ったらつまらなくなってしまった。
・勝手に携帯電話を覗き見してくるなどモラルがなかった。

一方、女性の具体的な回答を見てみると、すぐ怒る=安心できない人、親や親戚との関係性が強すぎる人は嫌がられる傾向にあります。

中には、愛想を尽かされる理由として男性本人が気づかなそうなものもあると感じました。男性からすると「こんなことで!?」と思うかもしれませんが、実際に女性に聞いてみた結果です。

女性の<破局の決め手になったこと>具体的な回答
・付き合ってすぐに結婚したがり、両親や親戚に紹介されて怖くなった。
・怒りやすく、物にあたる性格だった。
・全部自分の意見を通す人だった。
・店員さんなどへの偉そうな態度に一気に冷めました。
・相手の「女性とはこうあるべき」という理想が強すぎた。
・私の交友関係について指図された。
・道にゴミを捨ててる姿を見てうんざりした。
・子育ての価値観が違った。
・仕事が安定していなかった。
・料理をシェアする時、より大きい方をじっくり選んで取った時。あまりにも小さい男だとわかった。
・飲みに行ったら酒乱だったことがわかった。
・使ったティッシュを机の上に山積みに置いたり、ゴミをそこら辺に置いて捨てなかったりする、衛生面でだらしない男だったから。
・相手の怒るポイントが分からず怒らせてばかりで辛かったから。
・マザコンであり、お母さんが全てであり、結婚や付き合い、行く場所の計画など全てお母さんと話をしていたこと。家族を大事にすることはいいことだと思いますが、度を越していた。
・背が低いことを気にしている男性で、ヒールを履かないでほしいと言われて面倒くさくなった。
・LINEで毎日大好きと送ってくる。気持ち悪くなった。
・プレゼントの趣味が悪かった。
・私の話にオチがないとか、意味がわからないとか、話すことすべてについて間違いを細かく指摘されたり、そんなことをいつも言われていてストレスでした。モラハラですね。私からの誕生日プレゼントが気に入らなかったようで相手が無言になってしまうなど、子供っぽいところも嫌でした。
・カラオケの歌い方がどうしても合わなかった。今でも歌い方を思い出してしまい、耐えられないときがある。
・コンビニでカフェラテを買ったら高いコーヒー買うんだね、じゃあ俺のも買ってと言われた。
・大した貯蓄もないのに何を言っても保険に入ってくれず、将来が心配になった。
・一緒にスノボーをしていたとき、急に相手が不機嫌になってゲレンデに3時間くらい置いてきぼりにされた。
・親子そろって宗教家で、結婚するなら入信が条件と言われた。なにを信じるかは自由だけど強要されても困る。
・お金を一銭も出さない男だった。
・食べ方がすごく汚かったから。
・相手の親戚付き合いが過密すぎた。(最低月1は集合だった)
・イライラした時に物に当たっていた。
・将来は自分の店を持ちたいと夢を語ったので、ついていけないと思った。
・私の夢が看護師で、看護学校にいた時に付き合っていた彼が農家で、一緒に農家を継いで欲しいと言われて夢が交差しないと思った。
・誕生日プレゼントがUFOキャッチャーのぬいぐるみだった。
・私のSNSに勝手にログインして見ていたので無理だと思った。
・鼻毛がでていた。
・優しいと思っていたが、決断力がなく優柔不断なだけだった。
・料理にこだわりがありすぎて面倒だった。
・アイプチしてた。
・何に関してもお母さんに聞いてみる、や、お母さんが言ってた。と言われたので。

夫選び、妻選びで重要なことは?

結婚するときは、「好き」という気持ちが大きくて、多少のことは我慢してしまう人も多いのではないでしょうか?

このくらいは我慢できる、結婚したら変わるかもしれない、そんな淡い期待は裏切られ、いつしか気持ちが薄れてしまう。よくあることです。

離婚件数は昭和から平成にかけて右肩上がりですが、司法統計を見ますと、離婚の動機・不動の1位は男女ともに「性格が合わない」というものです。

結婚生活にはお金も相手に対する思いやりも大事ですが、性格が合うか合わないかということが最も大切な事のようです。

20代後半から30代前半にかけてはいわゆる結婚適齢期で、「早く結婚したい」と思ってしまうこともあるでしょう。しかし焦りは禁物です。

恋愛と結婚は別物です。特に、「容姿や顔が好み」「一緒にいて楽しい」というだけで結婚を決めるのは危険です。

この先何十年と一緒にいる人を選ぶのですから、本当に一緒に生活していけるのか、もし今「決め手に欠ける」と思うなら、考え直した方が良いかもしれません。

調査概要
調査対象:結婚・破局(離婚を含む)を経験された方
調査日:2022年04月01日~2022年04月03日
調査方法:インターネットによる選択・記述式回答
調査人数:500人(女性250人/男性250人)

 

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