皆さんはご自身の結婚記念日を憶えておられますか? 家族の様々なイベントや日々の忙しさから、つい忘れてしまったという経験もお持ちかもしれませんね。すでに結婚をされている皆さんの入籍日は、いったいどのように決められたのでしょう?
そこで、株式会社ネクストレベル(https://next-level.biz/)が運営する縁結び大学では、20歳~55歳の既婚男女285人に、結婚記念日(婚姻届を提出する日)の決め方についての調査を行いました。戸籍の上で夫婦となる入籍日をどのように決められたのか、ご自身のことを振り返りつつ、読み進めてみてはいかがでしょうか。
■婚姻届を提出する日をいつにするか悩んだ?
婚姻届を提出する日には皆さんどのようなこだわりがあるのでしょうか。「結婚記念日(婚姻届を提出する日)をいつにするか悩みましたか?」という質問をしたところ、下記のような結果になりました。
・あまり悩まなかった 45.6%
・まったく悩まなかった 30.5%
・少し悩んだ 18.2%
・けっこう悩んだ 5.7%
「あまり悩まなかった」「まったく悩まなかった」という人は76.1%、一方で「少し悩んだ」「けっこう悩んだ」と答えた人は23.9%。4~5組に1組はいつ婚姻届を出すか悩んで決めたという結果になりました。
では、婚姻届を出す日を決めたのは、その日からどのくらい前なのでしょう。
■婚姻届の提出日はいつ決めた?
1か月〜6か月前の間に決めた人が59.9%と、6割近くいることがわかりました。その中でも最も多いのが「3か月〜6か月前」で30.5%となっています。
かなり前から入籍日を決めた方もおられますが、誰と相談してきめたのでしょうか。
■婚姻届の提出日は誰と決めた?
相談した人は、当事者同士である「パートナー」が最も多く46%です。パートナー以外に相談した人の中では「パートナーの母」「パートナーの父」があわせて5.7%、「自分の母」「自分の父」が3.6%でした。
自分の両親よりも、これから義理の父母となるパートナーの両親に相談した人の方が多いのは、今後の関係を良好にしたいという想いの表れかもしれませんね。
■その日に決めた理由は?
パートナーなどと決めた入籍日、ではその決め手になった理由はどういったものなのでしょうか。結婚記念日をその日にした理由で、当てはまるものを全て選んでいただいたところ、結婚記念日を決めるのに縁起が良いとされる日を選んだ人が比較的多い結果となりました。
「付き合い始めた日」「ふたりだけの記念日」「ふたりが出会った日」など、ふたりにとっての特別な日を選んだという意見も一定数ありました。いつまでも忘れずにいたいという気持ちが表れていますね。
しかし、最も多くなったのは「その他」で20.4%。想定した回答に当てはまらなかった理由とは、一体どのようなことなのでしょうか。
「その他」の理由で結婚記念日を決めた人の理由は下記のとおり。
【提出できる最短の日に】
●早く結婚したかったので、親に結婚の挨拶をした日にしました。日にちに特別な理由はなく、たまたまその日になりました。(埼玉県/26歳/女性)
【手続きの都合で】
●パートナーが7月末付けで仕事を退職するので、役所関係や退職後の手続きがスムーズに行えるようにということで、翌日の8月1日にしました。(長崎県/34歳/男性)
【新しい記念日を作りたくて】
●既にある記念日ではなく新しい記念日を作るのも良いと考え、同居を始めた最初の日曜日に決めました。(兵庫県/35歳/男性)
【語呂合わせや意味のある数字にちなんで】
●付き合った記念日が2月9日だったので、その逆の9月2日にしてみました。(神奈川県/35歳/女性)
スケジュールの都合で決めた人もいれば、語呂合わせや新しい記念日などインスピレーションで決めた人など、決め方にもカップルの個性が表れていますね。
人気の結婚記念日は11月22日
今回調査した285人に結婚記念日を聞いたところ、いい夫婦の日である11月22日に結婚した人が16人と最も多い日となりました。とても語呂も良く覚えやすい日ですが、思わぬデメリットがあるようです。
【同じ結婚記念日の人が多い】
●いい夫婦の日なので、同じ日が記念日という人が多すぎる。(広島県/35歳/女性)
●同じ日に記念日の人がかなり多くいるようで、人気のあるお店の予約が取れない。(沖縄県/24歳/女性)
また、結婚前には想定していなかった様々なケースもあるようです。
【ゆっくり祝えない】
●12月24日だと子供のイベントの日になってしまい、結婚記念日を祝う余裕がなくなりました。(東京都/31歳/女性)
【休みが取れない】
●盆休み前で仕事が忙しいときが多くて、なかなか休みを取ったりゆっくりできないのが悩みです。(東京都/47歳/男性)
【予算がキツい】
●バレンタインデーが近いので、プレゼントの時期が重なってしまいます。(福岡県/32歳/男性)
「誕生日」や「クリスマス」などの 他のお祝い事と重ねるとプレゼント予算が厳しいという声も挙がりました。また、家族が増えると結婚記念日だけを特別な日として祝えないというジレンマもあるようです。
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いかがでしたか。ご自身の若き日に「そういえば、こんな風に決めたな」と思い出されたでしょうか。毎年くる結婚記念日は、結婚した当初の気持ちを振り返ることができる貴重な機会でもあります。プレゼントや外食がなくても、ご夫婦で少し思い出話をしてみる、というのも良いかもしれませんね。
【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
アンケート母数:計285名(男性136人、女性149人)
実施時期:2021年3月30日~4月13日
調査実施主体:縁結び大学(https://jsbs2012.jp/date/)
調査会社:株式会社ネクストレベル