生活音が気になる、ペットを飼いたい…「家を買いたい！と思う瞬間」ランキング

憧れのマイホーム。どのようなタイミングで「家を買いたい！」と思う人が多いのでしょうか？　また、戸建て住宅とマンションでは、どちらが人気なのでしょうか？

そこで、株式会社アールピーネット（https://www.run-pro.net/）が、全国の男女500人を対象に「家を買いたい！と思う瞬間」と「買うなら戸建てとマンションのどちらがいいか？」に関するアンケートを実施し、そのデータをランキング化しました。その結果を一緒に見ていきましょう。

家を買いたいと思う瞬間1位は「ライフステージの変化」

まずどんなときに「家を買いたい」と思うか聞いたところ、回答は以下のようになりました。上位8位までをランキング形式で紹介します。

▷1位 ライフステージの変化

「結婚した」「子どもが生まれた」など、ライフステージの変化があったときに「家を買いたい」と思う人が多数でした。「まさに今、家を買いたいと考えています。子どもに大きな声で話したり、元気に歩いたりできる環境を与えたいと思うから」などの意見が寄せられています。

出産などの「家族が増えたときに家を買いたいと思う」と答えた人が多かった一方で、「家族が減って、住まいの管理が困難になってきたので家を買って住み替えたい」という回答もありました。

具体的な声は以下の通りです。

・結婚したことにより「もっと満足する家」「納得もできる家」に住みたくなった（20代女性）
・子どもが生まれたときや、子どもが大きくなって自分の部屋が欲しいと言い出したとき（40代男性）
・子どもたちが大きくなったときや、人生の節目。今もライフステージが変わったので、こぢんまりした家がほしいなと思っています（50代女性）

▷2位 家に不満があるとき

「家に不満があるとき」が2位に入りました。「家が狭い」「収納が少ない」「部屋が寒い」などの不満から、「家を買いたい」と感じたという回答が寄せられています。「欲しいものがあっても、置く場所がなく諦める」や「家が狭くて、子どもを遊ばせてあげられない」という回答も。

「アパートが狭く、洗濯もコインランドリーに行かなくてはならない。せめて自宅で洗濯できて、布団を天日で干すスペースがあれば」という人もいました。

具体的な声は以下の通りです。

・今の家が馴れている人でないと行きにくいところにあるので、交通の便がいい家がほしいと思うときがあります（20代女性）
・「今の家の間取りが気に入らない」「暮らしにくいなぁ」と思うとき（40代女性）
・今借りているところが手狭になってきたとき（50代男性）

▷同率2位 気になる家を見たとき

「SNSや街で、素敵な家を見かけた」「チラシで好みの物件を見た」といったときに「家を買いたい」と思う人も多いようです。テレビや映画を見て素敵な家に憧れる人も。

「賃貸のアパートに住んでいて、友人の立派な自宅へ行ったときに強く思います」「友人が家を買って、新築祝いに呼ばれたとき」など、身近な知り合いの家を見て「家を買いたい」と強く思う人もいることがわかりました。

具体的な声は以下の通りです。

・SNSの投稿などで素敵なお家を見たときや、友人の素敵なお家を見たとき（20代女性）
・広い庭にイスとテーブルが置いてある家を見たとき（30代男性）
・家の広告を眺めているときに、欲しいと思うことがあります（40代男性）

▷同率2位 生活音が気になるとき

もうひとつの同率2位は「生活音が気になるとき」です。「賃貸マンションで、隣や上の階の人がうるさいとき」などの意見が寄せられています。また、子育て中の人からは「子どもが騒いでもいいように、一軒家が欲しい」「子どもの夜泣きが激しいとき」などの意見がありました。

「子どもの出した音が騒音と言われたとき」という意見もあり、子育て世帯が自分たちの生活音を気にして生活していることが伺えます。

具体的な声は以下の通りです。

・子どもが家を走り回ったりして、上下左右のおうちに迷惑がかかっていないか心配になったとき（30代女性）
・アパートの上下左右の生活音で嫌な気分になったとき（40代女性）
・隣人の生活音が聞こえて、壁の薄さを感じたとき（50代男性）

▷5位 DIYしたいとき

「賃貸だと部屋に傷がつくかもと心配で、思いっきりDIYできません」「賃貸の場合は制限もあるので、なかなか思いきったことができない」などの意見が寄せられています。

DIY可の賃貸もありますが、一般的には賃貸だと思いきった改装は難しいですよね。「釘や画鋲を気にせずDIYをしたい」「賃貸ではできないリフォームをしてみたい」という回答もありました。

具体的な声は以下の通りです。

・ちょっとしたセルフリフォームをしたいときなどに、持ち家が欲しいと思います（20代女性）
・部屋を好きなようにDIYしたいと思ったとき（30代女性）

▷6位 自分の空間・時間が欲しいとき

「自分一人の時間が欲しいとき」「自分の部屋がほしい」などの回答が寄せられています。家族と暮らしていて自室がないと、「干渉されない場所がほしい」「一人になれる空間がほしい」と思いますよね。

「実家暮らしで親の目があって好きなことができない。一人暮らしでもしようかと物件を探すたびに、マンションを買った方が費用的に変わらないしいいかなと考える」という人もいました。

具体的な声は以下の通りです。

・個人の時間とスペースが欲しいときに思います（20代女性）
・自由になる空間が欲しいときです（50代男性）

▷同率6位 将来を考えたとき

「賃貸だと将来が不安」「年金生活になったとき、家賃のせいで生活が苦しくなるのでは」などの不安から、家を買いたいと考えている人がいました。

「給料がない状態だと家賃が重荷になりそうなので、将来的には中古物件でも購入したほうがよいのでは、と考えることがあります」という回答もありました。

具体的な声は以下の通りです。

・賃貸だと家賃を払い続けていく必要があるので、老後を考えると不安になり、家を購入できたらなと思う（30代女性）
・家族の将来を考えて、具体的な資金などを考えるとき（40代男性）

▷8位 ペットを飼いたいとき

ペット可の賃貸物件は数が少なく、飼える動物や頭数に制限が設けられていることもあります。そのため「ペットを飼うために持ち家がほしい」という人が多くなりました。

「賃貸でペット可だと、物件数も限られるし家賃も高くなるので」「持ち家だと、賃貸のような原状回復の心配がなくなる」という意見もありました。

具体的な声は以下の通りです。

・ペット対応物件があまりないとき（20代女性）
・猫好きなので、野良猫を見たときに家を買いたいと思う（40代男性）

一戸建てとマンションどちらを買いたい？

続いて「家を買うなら、一戸建てとマンションのどちらを買いたいですか」と聞いたところ、「一戸建てを買いたい」と答えた人が75.8％で多数でした。

一戸建てとマンションそれぞれにメリット・デメリットがありますよね。では、なぜ、「一戸建てがいいのか」「マンションがいいのか」という理由について、具体的な回答をもとに紹介します。

▷一戸建てを買いたい人の理由

「一戸建てを買いたい」という人からは、「ペットを飼いたいから」「隣人に気兼ねしたくないから」「庭がほしいから」などの理由が寄せられました。また、「住んでいる地域にマンションが少ないので」という意見もありました。

「ランドリールームをつけたいが、マンションでは実現できなさそうなので」など、間取り面で自由度が高いことも人気の理由かもしれません。

具体的な声は以下の通りです。

・広い土地を買って家を建てると、庭ができて自由にアレンジできる。自分らしさを表現できるので一戸建てを買いたいと思った（10代女性）
・廊下やエレベーターで人とすれ違ったり、他人の生活音が気になるのが嫌なので、戸建てがいい（20代女性）
・マンションだと猫を飼えないケースが多いし、飼えたとしても気を遣わなければいけないから（40代男性）

▷マンションを買いたい人の理由

「マンションを買いたい」という人からは、「管理が楽」「年をとったらマンションのほうがいい」「セキュリティや防災面で安心感がある」「売却しやすい」などの回答が寄せられました。

また、「マンションだと人付き合いが少ない気がする」という意見や「高層階に住みたい」「虫が苦手だから、庭なんてもってのほか」という回答もありました。

具体的な声は以下の通りです。

・管理費用等はかかりますが、メンテナンスを自分でする必要がありません。アクセスのいい場所にあるマンションなら資産的にも高い価値があると考えるから（20代女性）
・一戸建てとマンションの両方に住んだ経験があります。高齢になったときのことを考えると、一戸建てよりもマンションの方が暮らしやすいと思います（40代女性）
・一戸建てに住んでいますが、近所とのつながりが面倒なのでマンションが欲しいと思います（50代男性）

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500人にアンケートを行ったところ、「家を買いたいと思う瞬間」第1位は「ライフステージが変化したとき」でした。結婚、出産、子どもの成長や独立をきっかけに「家を買いたい」「住み替えたい」と考える人が多いようです。

家を買う場合、一戸建てとマンションのどちらを買いたいか聞いたところ、多数派は「一戸建て」となりました。一戸建てを選ぶ理由としては、「間取りの自由度が高い」「隣人を気にしなくていい」などが挙がっています。一方、マンションを買いたいという人からは「管理が楽」「安心」「売却しやすい」などの意見が寄せられました。

どちらにもメリット・デメリットがありますので、自分が優先したい条件を明確にして選びたいですね。

調査概要
・調査対象：全国の男女
・調査日：2021年8月19日～20日
・調査方法：インターネットによる任意回答
・調査人数：500人（女性345人／男性155人）