憧れの職業をあきらめた人や、大人になってから「こういう仕事っていいな」と思ったことがある人は多いかもしれません。そこで今回、株式会社ビズヒッツが運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits (https://media.bizhits.co.jp/ )は、男女1,000人に「生まれ変わったらなりたい職業」についてアンケート調査を実施しました。
生まれ変わったらなりたい職業は?
男女1,000人に「あなたが生まれ変わったらなりたい職業は?」と聞いたところ、総合1位は医師でした。男女ともに人気が高く、女性は1位、男子は2位となっています。一方、2位以下は男女で大きく好みが分かれる結果となりました。
では、男女それぞれTOP3のランキングと選んだ理由を見ていきましょう。
女性には「医療関係」が人気!
女性は医療関係が人気であることがよくわかるランキングです。「誰かの役にたてる仕事をしたい」という人が多い一方で、「華やかでキラキラした職業につき、注目されたい」という願望をもつ女性も多いことがわかる結果となりました。
1位 医師:人の役に立ちたい
・誰かを助けることが出来るのはとてもすごいと思う。今の世界情勢を見ていて尚更思う(20代/アルバイト)
・人間の命を預かる大切な役割を果たしたい。ドキュメンタリーの影響も大きいと思う(40代/サービス業)
「人の役に立ちたい」「命を救う素晴らしい仕事だから」といった声が多く寄せられました。「自身や家族が医師にお世話になったから」という理由のほかに、医療ドラマやドキュメンタリーを見て憧れた人も。また、金銭的な理由や学力不足であきらめてしまったため、生まれ変わったら挑戦したいという声もありました。
2位 看護師:人を救うかけがえのない仕事
・大変だが誰かのために何かをする姿がとてもかっこよく、働きがいのある仕事だと思う(20代/飲食業)
・人の役に立てるし、どこに引っ越ししても需要があるから。一生の仕事にできる(40代/専業主婦)
「手に職なので仕事に困らない」「給料が高い」といった理由から人気の看護師。しかし今回のアンケートでは、「人の命を救うかけがえのない仕事だから」「たくさんの人を助けるすばらしい仕事だから」といった理由が目立ちました。大変な社会情勢のなか懸命に働く看護師さんの姿を見て、尊敬の念を抱いている人も多いのかもしれませんね。また、「自身や家族が看護師さんに救われた」「家族に何かあったときに役にたてる」といった声も寄せられました。
3位 キャビンアテンダント:昔も今も女性の憧れの職業
・小さい頃から憧れていたのと、接客のプロとしてお客様に喜んで頂けるから。また制服を着て空港内を移動する姿が素敵(50代/専業主婦)
・夢がある。世界中を旅できる。ずっと憧れていたけど、挑戦もせずに諦めてしまったから(30代/旅行会社)
昔から「女性の花形職業」として人気ですが、当アンケートでも20代~50代まで幅広い層に支持されました。「英語が話せてかっこいい」「接客業の最高峰だと思う」「才色兼備」など、CAさんに憧れる声が多数。また、世界中に行けて羨ましいという声も目立ちました。「身長や視力がCAの基準に満たずにあきらめたから」という声も複数寄せられています。
男性には主体的に活躍できる職業が人気
男性はスポーツ選手が1位、1票差で医師が2位でした。また、3位にはエンジニア・プログラマーが入っています。男性は、自分の腕一本で稼げたり、職場の中心となって活躍できたりするような職業に人気が集まっています。
1位 スポーツ選手:憧れの舞台で活躍したい
・サッカーをして世界で活躍したいです。サポーターから応援されるなんて幸せ(30代/公務員)
・野球観戦が趣味でよく見てますが、自分があの舞台に立っていたら、どういう景色が広がるのか知りたい(30代/技術職)
小学生の「将来の夢」でも1位常連のスポーツ選手ですが、30代・40代の大人世代からも圧倒的な人気でした。とくに多かったのは、野球選手とサッカー選手。「大観衆の前で試合をしてみたい」という声が多数寄せられました。また、途中で夢をあきらめたことを悔やみ、「もう一度挑戦したい」「小さい頃に戻って本気で打ち込みたい」といった声も多く聞かれました。
2位 医師:社会的地位が高くやりがいもある
・1人でも多くの人を救いたい(40代/小売業)
・人を救うことができる仕事であり、経済的にも恵まれている。自分の腕で食べていくことが出来る(50代/介護施設の施設長)
「人を救いたい」「社会貢献したい」といった志をもっている人が多数いました。一方で、尊敬されるから、社会的地位が高いから、年収が高いから、といった医師のステイタスに魅力を感じている人も。また、薬剤師・看護師など医療機関で働いている方からは、「やはり、医療現場でもっとも権限があるのは医師だから」といった声も多数寄せられます。
3位 エンジニア・プログラマー:多様な働き方ができる
・出社しなくてもどこからでもインターネット上で仕事を受け、報酬を得られるためとても魅力的(10代/学生)
・プログラマーは会社員としても働けることもでき、また実力がついたら個人としても稼げる(20代/製造業)
在宅勤務ができたり、個人で稼げたりと、多様な働き方ができることに魅力を感じている人が目立ちます。また、スキルがあれば転職しやすいことや、どんな業種でも必要とされる点をメリットと感じている人も。在宅ワークをきっかけにパソコンの勉強をしたことで、プログラミングの面白さにはまったという人もいました。
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「憧れのまま終わってしまった職業に就きたい」「挫折した職業に再チャレンジしたい」「今とは違う人生を歩んでみたい」…そんな気持ちが垣間見えるアンケート結果となりました。また、人の役にたつ仕事をしている人や、努力して難関職に就いた人に対する尊敬や憧れの声も多く寄せられていました。
最近は、「楽をして稼ぐ」といったノウハウ本も多く、そのようなニーズがあることも否めません。しかし、「何かに懸命に取り組んでみたい」「仕事にやりがいを感じたい」と思っている人は想像以上に多いのかもしれませんね。
調査概要
調査対象:全国の男女
調査日:2021年9月8日~9日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:1,000人(女性688人/男性312人)