これから冬にかけて、豊かな実りの季節を迎える。食べ物がおいしくなる季節だからこそ、その味覚を思う存分楽しみたい。そのためには、大切なのは歯のお手入れ。特にサライ世代に多い、歯にブリッジ(※)を入れている人に、歯と歯ぐきの効果的な日々のケア方法を紹介。ブリッジを入れても、「毎日おいしく、一生楽しく」自分の歯で食を楽しむために、どのようなことに気をつければいいか、口内ケアの最前線を紹介していく。

※ブリッジ・・・抜けた歯の両側の歯を土台にしてつなげるように、人工の歯をかぶせる治療法。入れ歯とは異なり、取り外しができないため、装着時にどうしても歯と歯ぐきの間にすき間ができ、食べかすや歯垢が溜まりやすい。

ブリッジを入れている人こそ、季節の味覚を楽しむためのお手入れが大切

年齢とともに歯のトラブルは増え、50代あたりからブリッジを入れる人が増えてくる。
実際に、ブリッジを入れるとどのように変わるのだろうか。
半年前に、ブリッジを入れたという、橋山健子さん(55歳)は「何でもおいしくいただけるけれど、毎日の手入れ方法に不安がある。歯ブラシが入らない、歯と歯ぐきのすき間のケアがわからない」と言う。

橋山健子さん 55歳
パート勤務。同じ年の夫と2人暮らしで、2人の娘は独立している。趣味は食べ歩きとアート鑑賞とウォーキング。

ではどうすればいいのだろうか。そこで、今回はブリッジをつけている人の歯のケアについて詳しい花王株式会社 パーソナルヘルス商品開発部の田島直樹さんにお話を伺った。

花王株式会社 H&BC 商品事業開発センター
パーソナルヘルス商品開発部 田島 直樹
大阪府立大学大学院工学研究科物質・化学系専攻応用科学分野卒業後、2013年入社。7年間、口腔ケアの商品開発に携わる。

ブリッジを入れている人は、「歯ぐきの健康」に注目を

橋山健子(以下・健子):私は食べ歩きが趣味で、秋は栗や松茸、サンマをたくさんいただきました。年末年始にかけてちょっとリッチなグルメやおせちも楽しみたいのに、ブリッジを入れてから、食べることは楽しみなのですが、でんぷん質などの食べかすが詰まったり、肉や魚、野菜の繊維がはさまったりすることが、気になるようになりました。

年末年始は食を楽しむ時期。ブリッジでも快適に過ごせるように。日々のケアが肝心。写真は昨年も大好評だった「サライのおせち」。今回は二段重と三段重の内容が異なり、両方を注文すればより楽しめる。

田島直樹さん(以下・田島):ブリッジを装着すると、食べ物がはさまりやすくなりますからね。口臭が気になるという人も増えてきます。

健子:そうなんです! あとは、歯ぐきがやせてきているようにも感じました。歯と歯のすき間が気になるんです。それに、歯ぐきが下がっているような気も。

田島:はい。この「歯ぐき下がり」にも悩む方は多いです。

さて、ブリッジについてですが、ハミガキやフロス、歯間ブラシでの日々のケアがしやすいように、歯肉から離して設置することがあります。もともと、特有のすき間があるのです。

健子:はい。その通りです。これ以上、歯を失いたくないので、外出時に楊枝やフロスを持ち歩くようになりました。毎日のハミガキも歯間ブラシで行っているのですが、歯ぐきや歯を傷つけて、すき間を広げていないか心配です。

田島:ブリッジを入れている人が、まず重視したいのは、歯ぐきの健康を保つことです。ブリッジをしていると、磨きづらい部分が出てきます。特に歯周ポケット(歯と歯ぐきのすき間)や、歯と歯のすき間に潜む菌や汚れは歯槽膿漏(歯周炎)や口臭の原因になります。

(左から「健常」「軽度歯周炎」「重度歯周炎」※画像はイメージです。)歯ぐきの健康が損なわれると、歯が抜けてしまうリスクが高まる。歯周ポケット(歯と歯ぐきのすき間)や、歯と歯のすき間に潜む菌や汚れを落とすことが対策につながる。

健子:歯槽膿漏や口臭は防ぎたいですね。ケアしすぎて歯ぐきを痛めてしまうのも避けたいです。

田島:そうなんです。ごしごしと強くこすったりして、歯ぐきを痛めてしまうと、これにより退縮しまったり、やせてしまう原因の一部になってしまうのです。

でも、正しくケアして、歯ぐきの健康を維持していれば、歯がぐらついたり抜けてしまうことは防げますので安心してください。

健子:ブリッジになった今、気を付けたいのは菌ということもわかりました。歯ぐきだけでなく、口腔全体に菌はいますよね。だからこそ菌を意識したケアが大切なんですね!

田島:その通りです。加えて、人工物がかぶせられた歯にはかなりの負担がかかっています。炎症が起こりやすいからこそ、菌や汚れの対策が重要。ブリッジをしている人は、歯とともに歯ぐきの健康や、口内環境に目を向けたケアをすることが大切です。

ブリッジは残った歯に人工の歯を入れているので、かぶせた歯と歯ぐきのすき間部分に汚れがたまりやすい。

薬用成分が届きにくいすき間のケアに「泡ハミガキ」がおすすめ

健子:お口のケア、特にすき間のケアの重要性はわかりました。ではどのようにすればいいのでしょうか。普段のお手入れではブリッジ周りなどのすき間までキレイになっているのか不安です。

田島:「ディープクリーン 泡ハミガキ」を使うことをおすすめします。

健子:泡ハミガキ?

田島:これは、薬用成分を、磨きづらいすき間まで届けることを考えて開発した商品です。

使い方は簡単です。泡を直接口に入れてクチュクチュします。すき間やお口全体に行き渡らせた後に、ブラッシングするだけです。

泡なので、すき間まで薬用成分が届き、しかも薬用成分がしっかり留まってくれます。

健子:気になる! 早速やってみたいです。

田島:ボトルを押すだけなので、片手で使えます。

健子:おお! クチュクチュすることですき間にも泡が届いている実感があります。刺激も少なくさっぱりしていて、爽快感があります。泡がすき間だけでなく、口の中全体にいきわたり、全体がスッキリした感じがします。

田島:泡状なので、薬用成分をすき間まで届けます。また、密着性の高い泡が薬用成分を留めることもできるのです。歯ぐきの炎症を防ぎ、原因菌を殺菌をしていくので、歯ぐきケアにもつながります。続けることで、歯槽膿漏や口臭の予防にもなるんですよ。

健子:泡で研磨剤が入っていないから、ブリッジも優しく磨けますね。ブリッジを装着してからハミガキでちゃんとケアできているか不安でしたが、今日はちょっと心がホッとしました。

田島:ブリッジはご自身の歯の一部を使っています。適切なケアをして、長く使い、毎日の生活を前向きに楽しんでください。

健子:口臭ケアにも自信が持てたので、人前でいい笑顔で話せそうです。

田島:「毎日おいしく、一生楽しく」、冬の味覚のお食事も楽しみながら、人生100年時代を生き生きと自分の歯とともに過ごしてくださいね。


ディープクリーン 泡ハミガキ 

ディープクリーン 泡ハミガキ 
医薬部外品 液体ハミガキ 
販売名:「ディープクリーンG」
オープン価格

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