【家族の秘密】「妻の様子がおかしい……」元パイロット、元CAの勝ち組夫婦に立ち込める暗雲の発生源～その1～

半分は自宅にいない現役時代では見えなかったもの

雄二さんは現役パイロットを引退するまで、年の半分……2/3は家にいなかったという。

「その時代が最高でした。妻も子供たちも“パパー”って大切にしてくれた。でもこの3年間は、明らかに邪険にされている。僕は料理もできるし、掃除も好き。ハンドソープの詰め替えや、トイレットペーパーの補充なども積極的に行います。いい夫になれるように、学んでいるし、努力もしているのです」

雄二さんにモラハラの気配はない。美しい妻と聡明な子供たちを心から愛していることがわかる。

「でも男ですから、40代の時に何回か浮気をしてしまったことがあります。でもそれは妻にはバレていない。浮気をした後も、夫婦関係は続いていましたから。まあここ10年間はありませんけどね」

妻は10歳年下だ。雄二さんとレスになった10年前の妻は、43歳。

「妻は結婚してから主婦になりましたが、趣味を極めており、フラワーアレンジメントやお菓子の教室の先生なんです。自宅をサロンに改造して、教えているんですよ」

写真を見せていただくと、53歳とは思えないくらいの美しさ。ほっそりとした体型、黒のセミロングはツヤツヤで、知性と優しさがにじみ出ている。雄二さんが大切にするのも納得。

「この3年間、距離を置かれています。風呂に入らないだけではなく、家でも自室にこもっている。外出も増えて夜まで帰らず、浴室にカギをかけて入ってしまう。私が家にいるからうっとうしいのだと思っても、それだけではない気がするんです。山村さんのところに来たのは、夢で妻が見知らぬ男に抱かれていたからなんです。夢を見ただけでも、胸が押しつぶされそうです。そのことでうつっぽくなってしまって、どうにもこうにも気持ちの整理がつかない。どうか調べてください。どんな事実でも受け入れます」

【妻が会っていた男性と、夫を嫌う本当の原因～その2～に続きます】

探偵・山村佳子
夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定メンタル心理アドバイザー、JADP認定夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社　http://www.ritztantei.com/