2020年から続くコロナ禍によりさまざまな生活の変化が起きています。接触を控えた生活が求められるなか、キャッシュレス決済がより一層浸透し、生活になくてはならないものとなりました。2021年9月1日にはデジタル庁が創設され、これからさらに推進されていくと予測されます。

一方、コロナ禍による経済的な影響は大きく、日本経済団体連合会(経団連)が発表した「2021年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(加重平均)」の最終集計によると、全体平均は82万6,647円で、前年から8.27%の減少となり、依然厳しい状況が続いています。

将来の見通しが不透明ななか、若い世代を中心に預貯金に対する考えにも変化が起きているのでないでしょうか。そこで、PayPay銀行株式会社(https://www.japannetbank.co.jp)が、15~59歳の男女各500名計1,000名を対象に、「コロナ禍のキャッシュレス決済利用と預貯金」について調査しましたので、ご報告いたします。

コロナ禍で非接触生活によるキャッシュレス決済の浸透

普段の買い物や食事でのキャッシュレス決済の利用状況を20〜50代(800人)に聞くと、約8割が「キャッシュレス決済を行うことがある(80.5%)」と回答しました。

あわせて「日常的にキャッシュレス決済を行うことがある」と回答した人(644人)を対象に、「財布を持たずにスマホやカードだけを持って出かけることがあるか」を聞いたところ、4割以上が「ある(43.0%)」と回答しています。

2019年度の調査結果(30.0%)から10ポイント以上も上昇し、キャッシュレス決済がより日常に浸透していることがわかりました。

約6割がキャッシュレス派、現金派はキャッシュレスの安全性や“使い過ぎ”を懸念

主に使用する決済方法について聞いたところ、キャッシュレス決済派は約6割(59.5%)、現金派は約4割(39.6%)でした。

現金派である理由については、「現金が安心だから(65.9%)」「キャッシュレスだと使い過ぎそうだから(28.8%)」に回答が集中したことから、キャッシュレス決済の安全性や“便利過ぎること”を懸念している様子がうかがえます。

確かに現金は手元に現物があるため直感的な安心感がありますが、紛失や盗難に対して、有効な手立てがありません。一方、キャッシュレス決済は、カードであれば第三者による不正使用があった場合に備えて保険が付帯していますし、スマホ決済であればスマホ本体や決済アプリの認証解除を経なければ使用できないため、不正使用の心配が軽減できます。

また、キャッシュレス決済は使い過ぎを防ぐための使用限度額の設定や、家計簿アプリとの連携により収支の見える化が容易です。そうしたものを駆使すれば、現金よりも浪費を抑制しやすい面もあります。

若い世代は日常生活の充実のため、貯める傾向が顕著に

現在の預貯金状況については約7割が「預貯金している(71.0%)」と回答し、「預貯金していないが、検討中(19.2%)」、「預貯金していないし、する予定もない(9.8%)」を大きく上回りました。預貯金をしている人(710人)の預貯金の目的は、「老後資金(42.8%)」が最も多く、「趣味(40.0%)」「旅行(30.3%)」が続きました。

年代別では、2017年に実施したミレニアル世代(2021年現在20代後半~40歳くらい)への調査と10~20代の回答を比較すると、「趣味」が52.9%と10ポイント以上も上昇しています。また、「旅行」は25.3%と15ポイント低下。新型コロナウイルスの流行の影響により、預貯金の目的を旅行から趣味へ切り替えた人が多いこともわかりました。また、10~20代は、老後などの長期的預貯金よりも、日常生活の充実や趣味のために預貯金をする傾向がうかがえます。

預貯金の目的

こうした現在の預貯金状況のなか、将来の不安については85.8%が不安を感じると回答しています。年代別に見ると、30~40代は90%以上が不安と回答しました。子供の教育資金や将来への備えが多くかかる世代で特に、不安を感じている状況がわかりました。

資産運用の方法としてしばしば預貯金と比べられる投資。その目的についての回答内訳でも、預貯金の目的と同様に「老後の資産形成(54.8%)」が最も多く、次いで「趣味や旅行のための貯蓄(40.4%)」となりました。投資においても、「すぐに使う」短期的目的で資産運用をしている人が一定数いることがわかりました。

投資の目的

***

​ここ数年で大きく生活に浸透したキャッシュレス決済がコロナ禍の2020年を経てさらに浸透し、生活になくてはならないものとなっていることがわかりました。今後ますます財布を持たずに、スマホやカードだけを持って買い物に出かけるケースも増えていくでしょう。現在は現金をメインで利用している層も、多くの人がキャッシュレス決済派の浸透と共に移行していくことが予想されます。

また、預貯金や投資について、「趣味」などといった短期的な目的が、「老後の資産形成」に次いで多いことがわかりました。これまでの、長期的な視座に立って行うものだという価値観から、コロナ禍を経て、少し先の未来を楽しむために行うものへと、変化しているのかもしれません。

<調査概要>
・調査期間:2021年6月24日~6月29日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:10~50代男女各500名、計1,000名(性別・世代均等割付)
・調査対象者共通条件:自身の「銀行口座」を持っている方
※nは有効回答数です。

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