取材・文/ふじのあやこ

離婚、再婚などで複雑化する家族関係。血縁のない家族(義家族)との関係で生じる問題、そして新たに生まれたものを、当人にインタビューして、当時感じた素直な気持ちを掘り下げます。【~その1~はコチラ

今回お話を伺ったひかるさん(仮名・36歳)は26歳のときに結婚して、現在は旦那さまとお子さま1人の三人暮らしをしています。ひかるさんは京都府出身で、両親と4歳上に姉のいる4人家族。両親はひかるさんが就職した後に離婚。離婚に際しては反対することはなかったと振り返ります。

「学生時代だったら反対していたかもしれませんが、すでに20歳を超えていたし、学生でもない。それに父親はあまり家に帰って来ていない状態で、母親は『一緒にいることが苦痛』と言うし、父親からは『別々になったほうがうまくいくから』と言われてしまっては……。離婚後は、姉はすでに結婚して家を出ていたので母親と二人暮らしになり、父とは定期的に会う関係になりました。離婚した後のほうが父と連絡を取るようになって、仲が良くなりましたね」

母親の恋人は普通にいい人。再婚の話はでることなく、ホッとした

母親との二人暮らしが2年ほど続いたときに、母親の彼氏と食事をすることに。母親に男性の影を感じつつも触れないようにしていたそうですが、一気に距離を詰められたと振り返ります。

「できれば、そっとしてほしかったなっていうのが正直な感想です。いくら干渉しないといっても、いくつになっても私の中では母親は母親のままで、女性の部分は見たくないというか。でも、紹介してくれるというんですから、嫌なんて言えるわけもない。嫌そうに見えないように、驚いた雰囲気を出しながら了承した感じです。

そのときには、父とは月に1度くらいのペースで一緒に食事をしたりしていたんですが、父に黙っていることに罪悪感がありましたね。もう両親はまったく連絡を取り合っていないようだったのであまり関係はないんですが、なんとなく父を裏切っているような気持ちにもなりました。母の彼氏とは仲良くしちゃいけないんじゃないかなって」

実際に会ったところ、相手の男性に悪い印象は受けなかったとか。内心、再婚の話をされたらどうしようとドキドキしていたそうですが、それも取り越し苦労だったそうです。

「姉も含めて普通に食事をしただけでした。相手の男性は母親より2歳下の、同じくバツイチ子持ちの男性。年齢よりも若く見えて、かっこよかったです。父も昔はそこそこかっこよかったので、どうやら母は面食いのようでした(苦笑)。

私はとても緊張していてほぼ会話は覚えていませんが、不快には一度もなりませんでした。その後、姉と話し合ったのですが、まぁいいんじゃないという結論に至りました。最初から反対もしていないんですけどね」

【母の夫であり、私の父ではない。しかし相手の娘はその考えではなくて……。次ページに続きます】

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