2人目が生まれて嬉しかった。でも……

再婚を機に、義両親の家から徒歩10分ほどの距離のところに新居を構えます。月に2~3度のペースで一緒に食事をする関係となる中、子どもが小学校に上がるタイミングで仕事を始めようと考えていたときに、義母からある質問を受けます。

「『妊娠したらすぐにやめないといけないのに大丈夫?』と言われたんです。そのときは何も答えられなかったんですけど、急に息苦しくなるような、体がグッと重い感じがしました。このことは夫にも伝えていません。相談したところで夫から何かを伝えてもらっても角が立つ気がして。そんなときぐらいから、夫が避妊してくれなくなったんです。何度か重い感じにならないように避妊をお願いしたら『夫婦なんだからいいでしょう』と。どこまで拒否していいのかもわからずに受け入れていたら、妊娠してしまって」

妊娠がわかったときは嬉しかったと振り返ります。旦那さまも義両親も、もちろん母親や姉も喜んでくれたと言います。

「できてしまったら嬉しさしかありませんでした。息子も妹か弟ができると喜んでくれましたし。仕事の再開も義母の手前できていなかったので、すべてのタイミングが噛み合ったんだなって思いました」

2人目を授かってからも家族4人で幸せに暮らしているそうですが、少し気がかりなことがあるとのこと。

「義両親や夫にとっては初めての赤ちゃんということもあるので、考え過ぎかもしれませんが、もう2人目に夢中なんです。そんなときに息子が少し寂しそうな顔をして私から離れません。どの兄妹でも上の子が赤ちゃん返りするとは聞いていたので普通なのかもしれませんけど……。今夫の待ち受けは2人目の娘の画像になり、お財布にも娘の写真だけを入れて持ち歩いています。今幸せなんですけど、息子はどう思っているのか。考え過ぎであってほしいとそう願うばかりです」

取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。

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