最近はおうち時間も増え、ペットを飼う人が増加したというニュースも耳にするようになりました。そこで株式会社PLAN-Bが運営をするINUNAVI(いぬなび〉(https://inunavi.jp)が全国の男女114名を対象に「2020年犬を迎えた人」に関してのアンケート調査を実施しました。ワンちゃんを迎えたきっかけや、飼い始めてから困っていることなど、リアルな声をご紹介します。
■犬を飼う人が増えたと思いますか? 半数以上が「増えた」と回答
全国展開している大手ペットショップ5店舗に「昨年よりも飼う人は増えたと思いますか?」とヒアリング調査を実施。
その結果、5件中2件が「(体感で)昨年より2培近く増えている」※1、2件が「2倍とまではいかないが、昨年より増えている」※2、1件が「昨年とそこまで変わらない」※3という返答でした。
特に緊急事態宣言の出た4月・5月は、毎日のように引き取りがあり、大型店舗にはひっきりなしにお客さんが訪れたそうです。
ヒアリング調査をしたペットショップ5店舗
※1 Coo&RIKU足立本店、ペッツワン町田多摩境店
※2 ペットのコジマ目黒店、PET FOREST町田多摩境店
※3 PetPlusアクアシティお台場店
■犬を迎えた理由は?「コロナの影響」が1位!
昨年犬を迎えた男女114名に「迎えたきっかけ」について、アンケートしたところ以下のような結果になりました。
【 犬を迎えた理由ベスト5 】
1位:コロナの影響(20人)
2位:寂しかった(19人)
3位:もともと飼いたかった(17人)
4位:子供のため(14人)
5位:譲ってもらった(10人)
「保護犬との出会い」や「先住犬がさみしくないように」など様々な理由がある中で、昨年は「コロナの影響」がもっとも多いきっかけとなりました!
▷迎えた理由で1番多いのは「コロナの影響・お家時間充実のため」
家族として迎え入れた理由で1番多かった「コロナの影響」について、詳しい理由を聞いてみました。
「コロナで自粛生活が続き、家での生活を充実させたかった(女性30代/トイプードル)」
「家族が自粛でストレスを感じていたため、話し合いお迎えすることにした(男性40代/シーズー)」
「コロナ禍において外出自粛になり、自宅での癒しが欲しかったので(男性20代/ゴールデンレトリバー)」
ステイホームで生活環境が変わり、変化や癒しを求めてお迎えを決めた方が多いようですね。
▷迎えた理由で2番目に多いのは「寂しさからお迎えを決意」
どんな寂しさから、お迎えすることになったのか聞いてみました。
「子供たちが成長し、寂しくなったので、念願の犬を飼うことにしました(男性50代/豆柴)」
「夫婦二人の生活で寂しくなった(男性70代/スピッツ)」
「引っ越しで周りに知人もいなくなり、寂しくなったので飼うことに(女性20代/フレンチ・ブルドッグ)」
ライフステージの変化で寂しさを感じたとき、ふとワンちゃんとの暮らしを真剣に考え始める人が多かったのですね!
▷迎えた理由の3番目は「もともと飼いたかった」から!
タイミングがたまたま2020年に訪れた! という結果に。詳しい理由を聞いてみました。
「賃貸のため我慢。やっとペット可の物件に引っ越したため(女性30代/柴犬)」
「念願のマイホーム購入を機に、以前からぜひ迎えたかったので決めた(男性30代/柴犬)」
「以前よりお迎えしたいと思っていたところ、子供が就職し手が離れたため(男性40代/ポメラニアン)」
住まいの環境や家族の状況により飼えなかった方が、やっと変化が訪れてお迎えした! というコメントが多かったです。
■実際に犬を迎えて感じている悩みは? 1番は「しつけ」
実際にワンちゃんを迎えてから感じた悩みについても聞いたところ、以下のような回答になりました。
【 犬を迎えて感じている悩み(※複数回答) 】
1位:しつけが大変(62人)
2位:世話(散歩など)が大変(48人)
3位:思ったより費用がかかる(43人)
4位:感染症が心配でドッグランに行きづらい(7人)
5位:テレワークの時迎えたがテレワークではなくなり、飼育が大変(4人)
6位:ない(3人)
7位:その他(10人)
子犬期ならではの「しつけが大変」が1位となりましたが、コロナ禍ということもあり「感染症が心配でドッグランに行きづらい」、「テレワークの時迎えたがテレワークではなくなり、飼育が大変」という回答もありました。
▷1番の悩みはやはり子犬期の「しつけ」
子犬期のしつけはとっても大変です。悩みながらもどんな対策をしているのか? 回答してもらいました!
「正しいしつけの仕方という色々な資料を確認して学習をしている(男性30代/マルチーズ)」
「犬のしつけがキチンとしている飼い主さんに、飼い方や育て方を聞いている(男性10代/MIX犬)」
「しつけをしっかりするためにドッグトレーナーさんの指導を受けた(女性30代/ポメラニアン)」
また、今回のアンケートでは同時に「ペットのしつけ教室を利用していますか?」という質問も実施。結果は、「いいえ」84%と「はい」16%と、ほとんどの人がしつけ教室を利用していませんでした。
近年しつけ教室の需要が高まっている中、今回のアンケートでは実際に利用している人は少ないという結果になりました。
▷2番目はお迎えして分かった「世話の大変さ」
迎えたらワンちゃん中心の生活が待っています。お世話が大変なときの対策には以下のような回答がありました。
「運動量が多く大変だが、夫婦で変わりながら遊んでカバーしている(男性30代/ボーダーコリー)」
「犬がひとりお留守番の時があるので、早く帰るように心がけている(女性40代/柴犬)」
「朝夕のお散歩が大変。誰も家にいない時は、実家の両親と兄弟に頼む(男性30代/柴犬)」
雨の日の散歩や抜け毛の多いワンちゃんのブラッシングなど、慣れないうちはお世話の苦労も……。家族や友人に協力してもらいながら、お世話をみなさん頑張っているようでした!
▷3番目は意外にも多かった「思ったより費用がかかる」
ワンちゃんにかかる費用について、どのような対策をしているのか回答してもらいました。
「消耗品は通販でまとめ買いしたり安売りの日を狙って買いだめしている(女性30代/MIX犬)」
「飼い主の生活費の削れるところを削っている(男性40代/柴犬)」
「何かあった時の治療費がとても高くつくので、ペット保険に入った(女性30代/柴犬)」
犬種によってはトリミング代がかかったり、病気がちな子は病院代も。とはいえ、みなさん大切な家族のために、あれこれと生活の知恵で費用を確保している様子が分かりました。
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コロナ禍でおうち時間が増える中、ペットは家族の一員として、癒やしや喜びを与えてくれる欠かせない存在になっているようですね。
調査内容:「今年犬を迎えた人」に関するアンケート
調査方法:インターネット調査
対象者 :全国の男女114名(10〜70代)
調査期間:2020年12月15日〜2020年12月15日