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トゥールーズ=ロートレック《庭に座る女》〔1891年 オルセー美術館蔵〕©RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

トゥールーズ=ロートレック《庭に座る女》〔1891年 オルセー美術館蔵〕©RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

来る2017年は神戸開港150年にあたります。そのプレイベントとして、世に名高い「松方コレクション」を中心とした名画ぞろいの展覧会が、神戸市立博物館で開催されています。(〜11月27日まで)

松方コレクションは、実業家・松方幸次郎(1866-1950)が1916年から1927年の11年間、私財を投じてヨーロッパで収集した西洋絵画のコレクションです。コレクションを収蔵するための美術館設立まで計画されましたが、実現には至りませんでした。松方の没後、1959年にフランスから寄贈返還された作品を中心に建設されたのが、上野の国立西洋美術館です。

本展は、国立西洋美術館所蔵作品や東京国立博物館所蔵の浮世絵、松方コレクション以外のフランス各地から集めた名画、さらに関係資料を含めた約160点を展示します。

クロード・モネ《ヴェトゥイユ》〔1902年 国立西洋美術館蔵〕

クロード・モネ《ヴェトゥイユ》〔1902年 国立西洋美術館蔵〕

本展の見どころを、神戸市立博物館学芸課事業係長の高久智広さんにうかがいました。

「松方幸次郎は、現在の川崎重工業株式会社、神戸新聞社の初代社長を務めた実業家で、“松方コレクション”と称される西洋美術の一大コレクションを形成したことで知られています。

この膨大なコレクションは内外に散逸し、今日に至っていますが、本展では、国内外から松方コレクションの作品・資料を集めるとともに、これを補完する作品をフランス各地から出品し、松方が収集していた時代の美術思潮も新たな視点で考察します」

美術館建設を夢見ながらコレクションの散逸を防ぐことのできなかった、松方幸次郎の熱い想いを知ることのできる展覧会です。ぜひ足をお運びください。

展覧会公式サイト

【神戸開港150年プレイベント 松方コレクション展―松方幸次郎 夢の軌跡―】
■会期/2016年9月17日(土)~11月27日(日)
■会場/神戸市立博物館
■住所/神戸市中央区京町24
■電話番号/078・391・0035
■料金/一般1500(1300)円 大高生1100(900)円 中小生600(450)円 ( )内は団体料金 ※65歳以上で「神戸市すこやかカード」持参者は一般料金の半額、障がい者手帳・療育手帳などの所持者は無料、「のびのびパスポート」持参者は無料
開館時間/9時30分から17時30分まで、土曜日は19時まで(入館は閉館30分前まで)
■休館日/月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館)、9月20日(火)、10月11日(火)
■アクセス/JR「三ノ宮」駅、阪急「神戸三宮」駅、ポートライナー・地下鉄山手線・阪神「三宮」駅よりいずれも徒歩約10分

取材・文/池田充枝
1989年「サライ」の創刊時より歴史資料の調査や展覧会情報を中心にフリーランスで「サライ」の取材・執筆に携る。

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