いつの時代も子どもから大人まで惹きつけてやまない、夢と驚きに満ちた恐竜の世界。3月8日(火)から東京・上野の国立科学博物館で開催される「恐竜博2016」では、二大肉食恐竜のスピノサウルスとティラノサウルスをハイライトに、世界各地から新発見の恐竜や、最新の研究成果が集まります。
スピノサウルスの全身復元骨格(正面)(C)Courtesy of the University of Chicago

スピノサウルスの全身復元骨格(正面)(C)Courtesy of the University of Chicago

ティラノサウルス「スコッティ」の全身復元骨格(C)Courtesy of The Royal Saskatchewan Museum

ティラノサウルス「スコッティ」の全身復元骨格 (C)Courtesy of The Royal Saskatchewan Museum

2014年に発表された新仮説に基づく全長約15mのスピノサウルスの全身復元骨格、1991年にカナダで発見されたティラノサウルス「スコッティ」の全長約12mの全身復元骨格、カスモサウルスやパラサウロロフスの赤ちゃんの実物化石など初来日づくしの本展の見どころを、主催の朝日新聞社文化事業部の熊沢伸悟さんにうかがいました。

「史上最大の肉食恐竜といわれるスピノサウルスの化石が最初に見つかったのは1912年です。ところが、第二次大戦中に化石標本が焼失して研究が遅れ、どのような恐竜かは謎のままでした。それが、2008年に新たな化石が発見され、2014年には驚きの新仮説が発表されました。
今回日本で初公開されるのが、その新仮説に基づいた全身骨格です。スピノサウルスは、恐竜で初めて水中でも活動していた可能性があること、肉食恐竜は二足歩行という常識を覆す四足歩行であったかもしれないことなど、驚きに満ちた恐竜です。また今回は、恐竜の中でも人気が高いティラノサウルス「スコッティ」の全身骨格も日本で初公開されます。生きていた時代も場所も違う二大恐竜が並び立つ姿は、まるで夢ようです。会場でぜひご覧ください」

本展は7月9日(木)~9月4日(日)に北九州市立いのちのたび博物館、9月17日(土)~2017年1月9日(月)に大阪文化館・天保山に巡回されます。


【「恐竜博2016」 開催要項】

会場/国立科学博物館
会期/2016年3月8日(火)~6月12日(日)
住所/東京都台東区上野公園7-20
電話番号/03・5777・8600(ハローダイヤル)
料金/一般・大学生1600(1400)円 小・中・高校生600(500)円 ( )内は前売及び20名以上の団体料金 ※金曜限定ペア特ナイト(17時~20時)券2000円あり、未就学児は無料、障がい者手帳所持者と介護者1名は無料
開館時間/9時から17時まで、金曜日は20時まで、4月30日~5月5日は18時まで(いずれも入館は閉館30分前まで)
休館日/月曜日(ただし3月21日・28日、4月4日、5月2日、6月6日は開館)、3月22日(火)
アクセス/JR上野駅公園口より徒歩約5分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅または京成線京成上野駅より徒歩約10分
展覧会公式サイトはこちら

 

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