それでは、正解を発表します!

【クイズ1】
江戸の町には、駿河町の越後屋、通旅籠町の大丸屋、尾張町二丁目の亀屋と恵比寿屋などの大店がありました。では、これらの商店が共通して扱っていた商品は、次のうちどれでしょう?

(い)乾物
(ろ)呉服
(は)金物
(に)薬種

正解(ろ)
現在、「呉服」といえば「着物」、つまり和服全般をさすが、江戸時代は絹織物の反物のことを「呉服」といった。いわば高級品である。江戸には顧客である武家や上層町人が集中したため、呉服商も多かった。

【クイズ2】
下の絵は「洋風日本風俗画帖」に描かれた行商人の姿です。隅田川東岸の本所や深川によく見られたこの商売とは、次のうちどれでしょう?

(い)金魚売り
(ろ)水売り
(は)豆腐売り
(に)糞尿買い

正解(ろ)
本所・深川地域には当初、万治2(1659)年に開設された本所(亀有)上水があったが、享保7(1722)年には上水としての使用が停止された。もともとが埋め立て地なので、井戸を掘っても潮気のさした水しか出ないからだ。
売られていた水は、銭瓶橋や一石橋付近で江戸城の堀に放出される、神田上水や玉川上水の余り水。水屋ではこれを水船で受け、隅田川東岸まで運ぶ。このあと桶に水を移し、天秤棒を担いで売り歩いた。

【クイズ3】
江戸時代には、振り売り(棒手振り)がそれぞれ独特な売り声をかけながら商品を売り歩きました。たとえば、水売りは「ひゃっこい」です。では、アサリのむき身売りは何と声をかけたでしょう?

(い)あさアリあさあさ
(ろ)あさアリかいかい
(は)あさアリむっきん
(に)あさアリもっきん

正解(は)
アサリのむき身売りの売り声は、式亭三馬著『浮世風呂』によれば「あさアリむっきん」で、子どもが天秤棒を担いで売っている。

【クイズ4】
江戸時代の大道芸人「手妻遣い」とは、今でいうとどんな芸人でしょう?

(い)コミックバンド
(ろ)ものまね芸人
(は)マジシャン
(に)人形遣い

正解(は)
大道芸は寺社の境内や広小路など屋外の広場で演じられ、芸には万歳・太神楽・角兵衛獅子・居合抜き・玉すだれ・独楽回しなどがあった。
手妻もそのひとつで、現代でいえばマジック(奇術・手品)のこと。マジシャンにあたる手妻遣いが、傘や扇を操って奇術を見せた。小屋で演じる大仕掛けのものでは、水を操る水芸がある。

【クイズ5】
松井源水がある商品を売るために余興で行なった独楽回しは評判を呼び、浅草寺本堂裏・奥山の名物になりました。では、源水が売っていた商品は何でしょう?

(い)歯磨き粉
(ろ)油
(は)下駄
(に)軟膏薬

正解(い)
大道芸はもともと、芸人が芸を演じて客の投げ銭を受けるものだが、品物を売るために余興として演じるものもあった。
浅草寺境内の奥山には、「売薬場」と呼ばれた一郭があり、長井兵助や松井源之丞(源左衛門)が居合抜きを見せながら、越中富山の薬・反魂丹(はんごんたん)を売っていた。同じ松井姓を名のる源水は独楽回しの芸で、歯磨き粉売りだった。曲独楽の芸は将軍の上覧にも入れたことで、名が高い。

いかがでしたか? 3問目のアサリのむき身売りの問題は2級の出題で正解率は44%でした。ちょっとマニアックだったかもしれませんね。これが解けた方は、江戸通と自信を持っていいかも!

※問題の出典: 『江戸吟味問答控 第1回江戸文化歴史検定 出題問題公式解説集』『第4回 江戸検問題公式解説集』『第3回江戸文化歴史検定(2008年度)江戸検出題問題公式解説集』

取材・文/オノハルコ(晴レノ日スタヂオ)

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