それでは、正解を発表します!
【クイズ1】
江戸時代の旅道具は、持ち歩きしやすいように折りたためるものがたくさんありました。では、この写真の道具は何でしょう?
(い)枕
(ろ)腰掛け
(は)物干し
(に)筆記用具
正解(い)
正解は枕。徒歩の旅が基本であるため、荷物は少なくし、必要なものも携帯しやすくした。
【クイズ2】
これは「早道」といって、庶民が旅をするときに持ち歩くものです。さて、この用途は何でしょう?
(い)小銭入れ
(ろ)薬入れ
(は)地図入れ
(に)筆記用具入れ
正解(い)
大金は「胴巻」に入れて腹に巻くか懐にしまっていたが、小銭はすぐに取り出せるよう「早道」に入れ、上部の円筒形の部分を帯にはさんで腰に下げた。
【クイズ3】
この写真は、当時の旅行者がよく携帯していた道具です。さて、これはいったい何でしょう?
(い)護身用忍び刀
(ろ)銭入れ
(は)地図入れ
(に)筆記用具
正解(ろ)
外側は脇差だが、刀身のないこの道具は、銭刀で、「ぜにがたな」「せんとう」とも読む。道中、盗人やごまのはえに取られないよう、空洞になった鞘の部分に貨幣が入るようにしたもので、二分金などの高価な貨幣を入れた。
【クイズ4】
昔の旅行では、携帯食料として糒(ほしいい)がよく使われました。これはどのような食べ物でしょう?
(い)お酒の搾り粕
(ろ)魚を干したもの
(は)飯を乾燥させ保存用としたもの
(に)牛乳を発酵させたヨーグルトのようなもの
正解(は)
糒(ほしいい)は米を蒸して乾燥させた食料で、古代から兵糧や旅行の際などに用いられた。
いかがでしたか? 今回は2級と3級の問題から出題しました。2問目は正解率46%とちょっと難しかったかもしれませんね。この問題が解けた方は江戸通!?
※問題の出典: 『第4回 江戸検問題公式解説集』『第3回江戸文化歴史検定(2008年度)江戸検出題問題公式解説集
取材・文/オノハルコ(晴レノ日スタヂオ)