みなさんは、ご自身の口元に自信がありますか? 見た目の印象を左右するとも言える歯並びですから、コンプレックスをお持ちの方や、歯列矯正に関心を寄せている方も少なくないでしょう。一方で、矯正治療中の、あのワイヤーへの抵抗や、長い治療期間と痛みなどの理由から、治療をためらっている方も中にはいると思います。現在歯列矯正をしている方々は、どのような不安を抱え、また、どのような方法を選んでいるのでしょうか?

そこで今回、医療法人社団 銀座矯正歯科(https://www.ginzakyousei.com)は、現在歯列矯正治療中の男女を対象に、「歯列矯正治療に関する調査」を実施しましたのでご紹介します。治療を検討している方は、是非参考になさってください。

■不安がいっぱい!? 矯正治療前の不安と治療法

まずは「歯列矯正治療を受ける前に不安だったことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「キレイに矯正できるか」(59.6% )という回答が最も多く、次いで「治療期間の長さ」(49.8% )、「治療費はどれくらいかかるのか」(48.6% )、「治療期間中の痛み」(37.3% )、「治療器具の見た目」(32.6% )と続きました。

治療に要する期間や、決して安くはない費用、そして、治療中の痛みや、その見た目に不安を抱いていた方も少なくないことが分かりました。

では次に、「歯列矯正治療を受ける上で重視したことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「しっかりと矯正できること」(48.0% )という回答が最も多く、次いで「治療器具が目立たないこと」(36.1% )、「治療費が安いこと」(34.9% )、「痛みが少ないこと」(32.6% )、「治療スピードが速いこと」(30.8% )、「豊富な実績のある矯正歯科であること」(17.2% )、「抜歯や歯を削らずに済むこと」(17.0% )と続きました。

長い時間と決して安くない費用をかけて治療する訳ですから、しっかりと矯正できることを重視したい方が多いのは当然の結果とも言えますね。また、「見た目」や「治療費」、そして「痛み」といった治療前の不安を払拭できる矯正治療を重視した方も少なくないようです。

実際に歯列矯正治療を受ける上で、どのような治療方法を選択した方が多いのでしょうか?

「ワイヤー矯正(唇側矯正)」(42.6% )という回答が最も多く、次いで「マウスピース矯正(インビザライン、アソアライナーなど)」(28.9% )、「裏側矯正(舌側矯正)」(16.7% )、「スピード矯正(コルチコトミーなど)」(5.4% )、「セラミック矯正(補綴矯正)」(5.0% )と続きました。

歴史が長く実績も豊富な「ワイヤー矯正(唇側矯正)」を選択した方が多いようです。費用や仕上がりなども考慮すると、最も一般的な矯正方法が安心感も高いのかもしれません。

その一方で、半数近くの方が、「マウスピース矯正」「裏側矯正(舌側矯正)」といった目立たない矯正治療を選択していることが分かりました。やはり、治療中の見た目を気にしている方も多いようです。

治療法を選んだ理由を見ていきましょう。

【ワイヤー矯正(唇側矯正)】
・コロナ禍のためマスクをしていてもあまり目立たなく、治療費が安いものを選んだ
・値段、矯正期間、歯の状態から他の方法が選択できなかったことや、実績が多い事、後戻りがしにくいなどの点から選びました

【マウスピース矯正】
・矯正していることが周りからわかりづらく、費用も許容範囲だった
・痛みが少ない。歯磨きの際に、はずせる

【裏側矯正(舌側矯正)】
・実績が豊富で、矯正器具が目立たないため
・目立たないのと、口の中全体の負担が少ないから

【スピード矯正】
・とにかく期間が早く済むこと
・口コミを参考にした

【セラミック矯正(補綴矯正)】
・知り合いがやっていたから
・医師に勧められたため

コロナ禍によってマスク着用が定着したこともあり、従来よりもワイヤー矯正の見た目に対する抵抗感が減っている様子が伺えます。

また、マウスピース矯正を選択した方の中には、目立たないだけでなく、歯磨きがしやすいことも大きな理由となっている方もいるようです。

■【いざ矯正治療を始めたけれど…】矯正治療中の困りごと

では、現在歯列矯正中の方は、実際に矯正治療を開始して以降、どのような困りごとに直面しているのでしょうか?

「食事や歯磨きがしにくい」(35.5% )という回答が最も多く、次いで「しゃべりにくい(発音しにくい)」(33.7% )、「口元を見られるのが恥ずかしい」(31.2% )、「痛みが強い」(29.9% )、「想定よりも治療に時間を要する」(29.6% )、「予想以上に治療器具が目立つ」(23.8% )、「特に困ったことはない」(8.4% )、「虫歯や歯周病になってしまった」(7.6% )と続きました。

ほとんどの方が、治療前のカウンセリングの際に、希望を踏まえた最適な治療方法や治療計画、そして注意点などを歯科医師から説明を受けて、ある程度の想定や覚悟はしていたと思います。しかしながら食事や歯磨きのしにくさや、しゃべりにくさはもちろんのこと、治療中の「痛み」や「器具の存在感」などは、やはり実際に治療を開始してみないと分からないと言えそうです。

また、「想定よりも治療に時間を要する」と回答した方も約3割に上り、当初の治療計画通りに治療が進んでいないことに、困っている方も少なくないことが見えてきました。

■知らない人もまだ多い“スピード矯正”は魅力的!?

年単位の治療期間を要することも稀ではない、歯列矯正治療ですが、できるだけ早い治療を望む声も根強く聞かれます。そうした中、患者の方のニーズに合わせて治療スピードをコントロールできるスピード矯正も現在は確立されています。しかし、 こういった治療法があることをご存知の方はまだまだ少ないのが現実のようです。 中には外科手術を伴う治療法もあり、歯並びによっては適合しない場合もあるので、経験のある医師に相談の上、治療方法を検討してくださいね。

***

今回の調査で、現在歯列矯正中の方から、治療前の段階での不安や、治療を受ける上で重視したこと、そして実際に選んだ方法と、治療後に出てきた困りごとなど、多くのことを聞くことができました。

実際に治療を始めてから、その見た目や痛み、想定以上の治療期間の長さに困っている方も多いようです。歯列矯正を検討している方は、今回の調査結果も参考にしていただき、歯科医師に相談しながらご自身に合ったベストな治療方法を見出すことが、大変重要といえるでしょう。

調査概要:「歯列矯正治療」に関する調査
【調査期間】2021年5月11日(火)~2021年5月12日(水)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,013人
【調査対象】現在歯列矯正治療中の男女
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

 

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