写真・文/矢崎海里
夏本番、冷たいビールなど、お酒を飲む機会も増える季節ですね。
お酒の場で欠かせないのがおつまみ。
今回はおうち飲みにパパっと作れて、栄養も補えるおすすめおつまみレシピをご紹介します。
おつまみを選ぶポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
おつまみの選び方
お酒と一緒におつまみを食べることで、アルコールの吸収を緩やかにしたり、胃が荒れるのを防いだりしてくれます。
ただしおつまみの摂りすぎは、エネルギーオーバーになることもあるので注意しましょう。
エネルギー表示がある居酒屋を選び、数値を確認しながら選ぶのもいいですね。
他にも、調理法でエネルギーを減らすのもおすすめです。
例えば、鶏のから揚げ(揚げ物)を焼き鳥(焼き物)に変えることで、約200kcal減らすことができます。
ほかにも枝豆や冷やしトマトなど、居酒屋定番メニューの野菜を取り入れるのもいいですね。
今回は野菜を使った、おつまみにぴったりの簡単レシピをご紹介します。
カリカリれんこんチーズ
【材料】(2人分)
ピザチーズ 60g
れんこん 50g
あらびき黒胡椒 適量
乾燥パセリ 適量
【作り方】
1.れんこんはスライサーで薄切りにする。
2.テフロン加工のフライパンにピザチーズを広げ、その上に1のれんこんをのせる。あらびき黒胡椒、乾燥パセリを振り、中火でチーズがカリカリになるまで5分ほど焼く。
3.キッチンばさみで食べやすい大きさに切り分けて完成。
チーズ好きにおすすめの、たっぷりのチーズを使ったカリカリ食感がたまらないおつまみです。
チーズを焼くだけでもおいしいですが、そこに野菜をプラスしました。
フライパンに乗せて焼くだけと簡単にできます。
チーズでカルシウムやたんぱく質を、れんこんでビタミンCや食物繊維を補えます。
おつまみはもちろん、小腹が空いたときのおやつにもおすすめの一品です。
エネルギー:111kcal
食塩相当量:0.9g
パリパリ納豆ピーマン
【材料】(2人分)
ピーマン 4個
ひきわり納豆 2パック
豚ひき肉 80g
豆板醤 小さじ1
醤油 小さじ1
ごま油 小さじ1
【作り方】
1.ピーマンは半分に切り、種を取り除く。
2.フライパンにごま油を熱し、豚ひき肉と豆板醤をほぐしながら炒める。
3.ひき肉に火が通ったらひきわり納豆、付属のたれ、醤油を加え、さっと炒める。
4.1のピーマンの上に等分にのせて完成。
濃いめに味付けした納豆とひき肉のそぼろをピーマンに乗せて、ぱりぱりとした食感を楽しみながら食べる、ワンハンドのおつまみです。
納豆は小粒納豆ではなくひきわり納豆を使うことで、ひき肉とよくなじみます。
納豆でたんぱく質やカルシウム、ビタミンKなどを、ピーマンでビタミンCやβ-カロテンなどを補えます。
納豆そぼろは多めに作って、ごはんに乗せたり、海苔で巻いて食べたりといろいろな楽しみ方ができますよ。
エネルギー:204kcal
食塩相当量:1.6g
* * *
お酒がおいしい季節ですが、週に2日は休肝日を設けるようにしましょう。
お酒にもエネルギーがあるので、おつまみとの組み合わせによって、健康管理していくことが大切です。
文/矢崎海里(やざき・かいり)
管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。