絵画に造形に爆発的なエネルギーを放った岡本太郎(1911-1996)。太郎は写真にも熱心に取り組みました。

なかでも沖縄の島々の風土や暮らしに共感し、独自の感覚で切り取った写真作品は、絵画や造形とは違った太郎の視線をうかがうことができます。

岡本太郎の写真作品に絞った展覧会が開かれています。(10月11日まで)

『沖縄 斎場御嶽』1959年11月23日

本展では、岡本太郎が撮影した写真と、太郎自身が被写体となった写真や未発表作品も含めて紹介します。

本展の見どころを川崎市岡本太郎美術館の学芸員、篠原優さんにうかがいました。

「岡本太郎は、日本各地を取材のために訪問し、文章の挿図のために自ら写真を撮り続けました。本展では、岡本が撮影した写真集『太郎写真曼陀羅』(筑摩書房、2011年)を、写真家・ホンマタカシの視点から再構成します。

『長崎市街』1957年3月6日

ホンマが特に注目したのは、街中の看板や建物、ふいに写り込んだ人々など、取材の合間に何気なく、ついシャッターを切ってしまったように見える写真です。また、そこに岡本太郎がいる、それが岡本の写真であるとホンマは捉え、誰かが撮った岡本太郎自身の写真も本展では同列に展示しています。

カメラを構えたりスポーツカーに乗ったり、そんな素の岡本の表情も見どころのひとつです。

撮影者不詳『大阪』1957年7月18-19日

感染症対策を行い、8月22日には岡本の写真イメージをカットして再構築するワークショップ『ささいここうちくく』(要予約)、9月12日にはホンマタカシと美術批評家・椹木野衣の対談イベントを予定しています。この機会に岡本の写真の新たな魅力を発見してもらえればと思います」

岡本太郎は写真も熱量が高い!! 会場で太郎の新たな魅力に触れてみませんか。

『沖縄竹富島・伝統の踊りを見る人々』1959年11月29日

【開催要項】
太郎写真曼陀羅 ―ホンマタカシが選んだ!! 岡本太郎の眼―
会期:2021年7月17日(土)~10月11日(月)
会場:川崎市岡本太郎美術館 企画展示室
住所:神奈川県川崎市多摩区桝形7-1-5 生田緑地内
電話:044・900・9898
公式サイト:https://www.taromuseum.jp/
開館時間:9時30分から17時まで(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日(ただし8月9日、9月20日、10月11日は開館)、8月10日(火)、9月21日(火)、9月24日(金)
料金:公式サイト参照
アクセス:公式サイト参照

取材・文/池田充枝

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