ベルリン市内のシュプレー川中州にある、べルリン国立博物館群のエジプト博物館は、アマルナ時代の優品を筆頭に数千年にわたるエジプト史を網羅するエジプト・コレクションが世界有数の質と量を誇っています。
国立ベルリン・エジプト博物館から「天地創造の神話」に焦点をあてた展覧会が開かれています。(2021年4月4日まで)
本展の見どころを、報道事務局にうかがいました。
「ロンドンの大英博物館、パリのルーヴル美術館などと並ぶ世界有数の総合博物館、ベルリン国立博物館群のエジプト博物館より、全ての作品が出品されます。
膨大なコレクションから『天地創造と神々の世界』『ファラオと宇宙の秩序』『死後の審判』などのテーマに沿った作品を選りすぐり、古代エジプト神話に焦点を当てた、従来とは異なる新たな趣向のエジプト展です。
『天地創造と神々の世界』『ファラオと宇宙の秩序』『死後の審判』の3章構成で、知られざる古代エジプトの神話の世界を、アニメーションも駆使しながら貴重な出土品とともに解き明かします。日本の創世神話との意外な共通点に驚くことでしょう。
長さ4メートルを超える《タレメチュエンバステトの「死者の書」》や、装飾が美しい《タイレトカプの人型木棺(外棺)》など、約100点は日本初公開です」
古代エジプト神話と日本の創世神話の共通点とは? その謎を解きに、ぜひ会場へ足をお運びください。
【開催要項】
国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話
会期:2020年11月21日(土)~2021年4月4日(日)
会場:東京都江戸東京博物館
住所:東京都墨田区横網1-4-1
電話:03・3626・9974
開館時間:9時30分から17時30分まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(ただし1月4日、11日、18日は開館)、年末年始(12月21日~1月1日)、1月21日(火)
料金及びアクセス:HP参照
https://egypt-ten2021.jp
巡回:京都市京セラ美術館(4月17日~6月27日)
静岡県立美術館(7月10日~9月5日)
東京富士美術館(2021年秋開催予定)
取材・文/池田充枝