健康なる体と健全なる精神を支える前提となるのは、日々の食事と身の回りを清潔に保つことだ。手軽で本格的、かつ小型となった最新の家電製品を紹介する。
本格的な旨い料理が手軽に調理できる台所家電
ひとり暮らしを豊かにするには、日々の食事が重要であることは誰もが頷くところだろう。しかし自炊よりも外食やコンビニの弁当、インスタント食品の方が便利で簡単と、手を抜いてしまいがちだ。
偏った食事や食習慣は栄養バランスが崩れるだけでなく、食品添加物など目に見えにくい問題もはらんでいる。豊かな食生活は病気予防の最善策であり、心の安定ももたらしてくれる。
ひとりの食事を充実させる最新の調理家電を使いこなしたい。
低温調理や高速炊飯も
焼く・蒸す・煮るに次ぐ第4の調理法といわれるのが低温調理である。肉を加熱調理すると68度でたんぱく質が凝固するが、これより低い温度でゆっくり加熱すると食材そのものの旨さが最大限に引き出される。一流の料理人のような調理技術をボタンひとつで再現できるのが筒形の「低温調理器ボニークPro」だ。加齢による筋力の衰えを防ぎ、低栄養を解消し免疫力を高めるためにも、サライ世代は良質なたんぱく質の摂取が欠かせない。固くなりがちな鶏の胸肉や牛肉の赤身肉も、この調理器を使えばしっとりと仕上がる。
豪華なローストビーフなど感動の味を手軽に再現
低温調理器 ボニークPro 葉山社中/2万9800円
健康な体づくりのためには発酵食も積極的に摂りたい。ヨーグルトやチーズ、甘酒や味噌、納豆など100種類以上の発酵食品が自宅で楽しめるのがクビンスの「ヨーグルト&チーズメーカー」である。たとえばヨーグルトなら、牛乳と種となる市販のヨーグルトを材料に作ることができ、安上がりだ。
ヨーグルト、チーズ、甘酒…。腸内環境を整える発酵食を気軽に
ヨーグルト&チーズメーカー KGY-713SM クビンス/1万1800円
ところで炊飯器で炊いたご飯が食べ切れず冷凍することも多いのではなかろうか。サンコーの「おひとりさま用超高速弁当箱炊飯器」は、ひとり分のご飯を手早く炊くことができる製品。1合なら約19分。弁当箱サイズなので器にもなり、使用後は水で丸洗いができる優れものだ。
最短14分で炊きたてご飯が味わえる。21世紀の弁当箱
おひとりさま用 超高速弁当箱炊飯器 サンコー/6980円(税込み)
※取材・文/関屋淳子 撮影/植野製作所 スタイリング/有馬ヨシノ この記事は『サライ』本誌2020年7月号より転載しました。