先日、2019年のゴールデンウィークが10連休になる方針が表明された。大型連休を喜んだ人もいれば、連休影響で前後の仕事にしわ寄せがくるのではと素直に喜べない人など、反応もさまざまなようだ。
そんな来年のGWの10連休について、総合旅行サイト・エクスペディアの日本語サイト「エクスペディア・ジャパン」が20代~50代の社会人経験のある男女を対象に、意識調査を行った。すると、10連休を「嬉しい」と「嬉しくない」の声が真っ二つに割れる結果に。両者のコメント共に、調査結果の詳細を紹介する。
来年のGWは10連休。その認知率は?
調査ではまず、「来年のゴールデンウィークが10連休になることを知っていましたか?」と確かめると、「知っている」が79%、「知らなかった」が21%と、約8割が認識していることが明らかになった。
「嬉しい」or「嬉しくない」は半々
しかし「来年のゴールデンウィークが10連休になることについてどう?」と訊ねたところ、「嬉しい」と答えた人は54%、「嬉しくない」と答えた人が46%と、回答が割れる結果になった。
さらに詳しく回答を職業別に見てみると、「嬉しい」が多かったのは「公務員」や「会社員」など。「家族で出かける計画をしているから楽しみ」、「旅行にも行けるしゆっくり休める」など喜びのコメントが寄せられた。
一方「嬉しくない」が多かった職業は、「祭日も仕事なうえ、人手不足で忙しくなる」という「専門家(医師・弁護士・会計士など)」や「子供や夫が家にいるから炊事、家事が大変」という「主婦(夫)」に「パート・アルバイト」。また、サービス業の回答者からも「毎日忙しくなるから怖いだけ」、「国民全員に連休が取得できるように配慮するべき」という声が上がっていた。
およそ7割が「休めない」&「わからない」。現実問題10連休は難しい!?
では、実際どれくらいの人が10連休とれそうなのか? 暦通り10連休になりそう、と回答した人は35%にとどまった。32%は「休めなさそう」、そして33%は「休めるかわからない」と、ほぼ回答が3つに分かれた。
そもそもゴールデンウィークに限らず、社会人になってから10連休の経験があるかも調べてみると、およそ7割が「10連休をとったことがない」という結果も出ている。
暦通り休むことはもちろん、長期の休みを取るのは難しいのが現状のようだ。
立場や業種などによって連休のとらえ方も様々。サービス業など、多くの人が休みをとることで忙しくなる人たちもいる。果たして来年、どれくらいの人が10連休をとることができるんだろうか?
文/鳥居優美