「十九代目の豆大福」340円。小ぶりな大福だが、食後の満足度は大きい。

三重県伊賀市で、江戸時代より続く老舗和菓子店『桔梗屋織居』の19代目が東京に店を開いたのが4年前。豆大福を始め、フルーツ系大福やおはぎがじわじわと評判を呼び、地元の駒沢だけでなく遠方からも客が来る人気店になった。それにしても19代目とは。

「家系が遡れるところで、約400年以上前ということが分かっています」というのは、主人の中村弓哉さん(38歳)だ。進学で上京、異業種を経て故郷の店には一度も入らず、ここ東京で開業した。

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老舗の看板を東京で守る。「19代目のプレッシャーはあります」と弓哉さん。

伊賀の店は弓哉さんの父、伊英さんが18代目として暖簾を守る。

「本店は父が頑張っていますから、東京はこちらのやり方で、伊賀の暖簾を知ってもらいたい」

大福の未体験ゾーン

できたてをいただいた。なめらかなこし餡にシルクのような舌触りの餅がからむ。ほどよい甘さと上等なケーキのような食感もある。これは大福の未体験ゾーンだ。餅つきから餡作り、包みまでじつに丁寧に作られた至高の一品である。

「改良の日々です。その日により餅や餡の状態も違うので完成形はありません」

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見た目を考慮し、餅と豆はあらかじめ混ぜておかず、包むときに豆をのせ、丁寧に丸くする。

住所:東京都世田谷区駒沢1-4-11 
電話:03・6805・5228 
営業時間:10時30分〜18時30分(売り切れ終了) 
定休日:火曜、水曜、不定、祝休日は営業 
交通アクセス:東急田園都市線駒沢大学駅より徒歩約3分

取材・文/宇野正樹 撮影/齋藤 明

※この記事は『サライ』本誌2026年2月号より転載しました。

2月号は大特集『謎解き「豊臣秀吉」』

 

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