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「塩大福」210円。喫茶室ではプラス250円でお茶とともにいただくことができる。

「『よしだや』の味で育った、とおっしゃるご近所のお客さまが多くいらっしゃいます」

照れ笑いを浮かべながら語るのは、『よしだや餅菓子店』を切り盛りする今井節子さんだ。埼玉県吉田村(現幸手市)出身の今井さんの祖父が大正6年(1917)に江東区白河で創業して以来、地域の人々に愛されてきた。

温かい笑顔で迎えてくれる今井さん。キウイやみかんなど季節のフルーツを使った大福は今井さんが考案。

ずっしりとした塩大福

看板菓子は「塩大福」。きめ細かくコシが強いもち米、みやこがねの餅に、北海道十勝産の小豆、えりも小豆を炊いて作るつぶ餡をたっぷりと包む。味の決め手は、海水から作る岡山県産の海塩だ。

つるんと滑らか、なのにしっかりとした歯応えの餅皮はもち米の甘みがほんのり。そこにずっしりとした餡の塩味がかぶさる。

餅は時間の経過とともに固くなり、その変化も楽しみのひとつ。「トースターで軽く炙って召し上がるのもおすすめ」と今井さん。

今井さんの幼少期は餅菓子のほか、店内で軽食も提供。今は併設の喫茶室で和菓子とお茶をいただくことができ、立ち寄る人々の癒やしの場になっている。

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塩大福の材料はもち米と小豆、海塩、砂糖と、ごくシンプル。店舗の2階で毎朝手作りされている。

住所:東京都江東区白河4-1-3 
電話:03・3641・2901 
営業時間:8時30分〜19時30分
定休日:木曜 
交通アクセス:東京メトロ半蔵門線または都営大江戸線清澄白河駅から徒歩約6分、都営新宿線菊川駅から徒歩約8分

取材・文/平松温子 撮影/齋藤 明

※この記事は『サライ』本誌2026年2月号より転載しました。

2月号は大特集『謎解き「豊臣秀吉」』

 

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