ライターI(以下I): 藤原道隆(演・井浦新)の娘で一条天皇(演・塩野瑛久)に入内していた定子(演・高畑充希)が中宮になりました。
編集者A(以下A):劇中でも定子の母・高階貴子(演・板谷由夏)が道隆に中宮にふさわしい装束や調度品をおねだりする場面がありましたが、暮らしにかかわるものが国庫から支出されることになります。
I:それにしても、今週も一条天皇と定子の仲の良い描写がありました。高畑充希さんの表情が絶妙で、私は高畑さんの演技に魅了されています。
A:平安時代ファンの方々の中には、「清少納言・定子」派と「紫式部・彰子」派がいるかと思います。定子派の方々は今週のふたりの様子を見てどう思ったでしょうか。仲睦まじいふたりを見て、その後のふたりの行く末に思いを馳せて、切ない思いに駆られる人も多かったのではないでしょうか。
I:それは本当に強く感じますね。こうやってドラマ化されて仲の良いふたりの様子を見ると、胸が締め付けられる思いがします。「定子派」にとっては「道長=敵」ということになるのでしょうが、まひろ(演・吉高由里子)に次ぐドラマの主要登場人物として、道長(演・柄本佑)が今後、定子とどう接していくのか、私はとても注目しています。きっと涙なしでは見られない展開になるのではないかと……。
A:おそらく制作陣もそのあたりは意識しているのだと思います。劇中では定子の前で、笛を奏でる一条天皇の姿も描かれていましたよね。笛の音をうっとりしながら聞いている定子の表情がとても良かったです。Iさんの言う通り、大河史に刻まれる「感涙シーン」が続出する可能性がありますから、定子と一条天皇の関係には要注目ですよね。
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