かつて江戸は地方の一都市でしかありませんでしたが、徳川家康が幕府を開いて以降、世界一の人口を擁する100万都市へと発展します。
さて、幕府設立から今に至るまで日本の中心地となっている江戸(東京)。この大都市は一体どのようにして形成されていったのでしょうか。
今回は江戸の町づくりに関するクイズを4問、「江戸文化歴史検定」(通称・江戸検)の過去問題からピックアップしてみました。現在の東京と江戸の町を重ねながらチャレンジしてみてください!
【クイズ1】
慶長8年(1603)、征夷大将軍となった徳川家康は、諸大名を動員して江戸の大拡張工事に着手し、町づくりを始めました。まず手始めに、神田山などを崩した土で、ある入り江を埋め立てましたが、それはどこでしょう?
(い)赤坂
(ろ)浅草
(は)日比谷
(に)深川
【クイズ2】
神田上水は江戸最古の上水で、御茶の水あたりを流れ、その一部は江戸城の外堀としての役割も果たしました。さて、神田上水の水源はどこでしょう?
(い)利根川
(ろ)多摩川
(は)井の頭池
(に)お玉ヶ池
【クイズ3】
現在の隅田川と中川を結ぶ小名木川は、下総の行徳から塩を運ぶために開削されたといわれ、のちにはさまざまな物資が行き来する江戸の大動脈となりました。この運河が開かれたのはいつごろでしょう?
(い)初代将軍家康の江戸入り直後
(ろ)江戸城の造営を進めていた3代将軍家光の時代
(は)江戸の町人が力を伸ばしつつあった5代将軍綱吉の時代
(に)各地の殖産信仰に力を入れた8代将軍吉宗の時代
【クイズ4】
江戸の町では、人口が増加して都市化が進むのにともない、インフラの整備が進められました。では次のうち、もっとも古い時代の出来事はどれでしょう?
(い)両国橋架橋
(ろ)玉川上水の完成
(は)小石川養生所の開設
(に)町火消いろは四十七組の設置
以上、4問です。いかがでしょうか?