【江戸クイズ03】正解率8%の超難問!江戸・天下祭りの山車が今も巡行している都市は?

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夏、お祭りを見かけると気分が上がりますよね。とくに、子ども達の元気なかけ声が聞こえてくると、つい口元がゆるんでしまうものです。

そこで今回は、以前ご紹介した「江戸文化歴史検定」(通称・江戸検)の過去問題から、お祭りでよく見かける山車についての江戸クイズをお届けします。

しかも、この正解率は驚異の8%! ほとんどの日本人が解けない超難問です。さっそく挑戦してみましょう。

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それでは、問題です。

「江戸時代、実際に天下祭り(神田祭・山王祭)で曳かれていた山車を明治以降に譲り受け、その山車が現在も地元の祭礼で巡行している都市は、次のうちどこでしょう?」

次の4択のなかから、「これだ!」というものを選んでください。

(い)埼玉県秩父市

(ろ)埼玉県川越市

(は)千葉県佐原市

(に)栃木県栃木市

どれが正解か、わかりましたか? さすがにお手上げなかたもいるでしょう。そんな方のために、ヒントをひとつ。これは、仲間外れを探すといいかもしれません……。

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……そろそろ、答え合わせしましょう。ズバリ正解は、「(に)栃木県栃木市」です。ヒントから気づいてしまったかもしれませんね。

では、一体どうして天下祭りの山車が栃木市で巡行しているのか? 解説を見ていきましょう。

「天下祭りで曳かれた各町の山車は、明治時代になると、その姿を次々と消していく。

明治20年前後に、東京の街に電線が張り巡らされることで曳航が難しくなったという背景があった。

これは、山車を維持していくのに膨大な費用が掛かることが、何よりも大きかった様子。その負担に耐え兼ねた各町では、山車を関東近県の都市に売却してしまう。

天下祭りで曳かれた山車が、現在も祭礼で曳かれている貴重な事例としては、栃木県栃木市の“静御前”があげられる。

明治7年(1874年)に、栃木市倭町三丁目が本小田原町・瀬戸物町・伊勢町相持ちの山車“静御前”を買い取ったのだ。

そのほか、明治17年(1884年)に、青梅市の本町が東京から山車を買い取った事例もある。」

江戸の歴史に詳しい方でも、天下祭りの山車がいまも巡行している都市まではご存じなかったのではないでしょうか。正解できた方は、ご自身の博識を誇ってください!

ちなみに江戸検の次回の試験日は11月3日(木)の「文化の日」。時代劇や時代小説が好きな方も、歴史好きな方も、知の腕試し、してみませんか?

※受検申し込みの詳細については、下記のサイトをご覧ください。
http://www.edoken.jp/

※問題の出典:『江戸文化歴史検定 出題問題公式解説集 第2回江戸吟味問答控』
https://www.shogakukan.co.jp/books/09626610

取材・文/藤岡あかね