茶臼山高原、牧場の丘シカの群れ。

茶臼山高原の夜、牧場の丘にあらわれた野生のシカの群れ。

愛知県北設楽郡豊根村と長野県下伊那郡根羽村にまたがる茶臼山は、愛知県最高峰の名山。雄大な自然を抱く高原だけあって、爽やかな気候が最大の魅力だ。

そんな絶好のロケーションを存分に楽しめるのが、茶臼山の麓にある高原のホテル「休暇村 茶臼山高原」。四季を通じ、レジャーやスポーツなどさまざまな楽しみ方ができる。

しかも夏から秋にかけては、夜になるとまた楽しみが増えるそうなので見逃せない。野生のシカ(ニホンジカ)に歩いて会いに行く、「ナイトサファリ」を毎日20時から実施しているというのだ。

頭数が多いこの時期は、夜になるとシカの群れがやってくる可能性が高く、立派な角を持つシカを見るには最適なシーズンなのだとか。

これは、なかなか体験できないチャンスではないだろうか?

決して難しくなく、ルートはとてもシンプルだ。話し声や足音をさせないように気をつけながら、真っ暗な中を5分ほど歩いて牧場へ。そして着いたらライトを柔らかく照らし、シカを観察するのである。

道中ではシカの鳴き声を聞けることもあり、ウサギ、タヌキ、アナグマなどに会えることも。

ちなみにシカが現れる確率は約60%。気づかれてしまい、シカの光る目だけしか確認できないこともあるというが、逆に多いときは、約40頭が丘の上にずらりと姿をあらわすこともあるそうだ。

つまりは予測ができないわけで、その「どうなるかわからない」感じがいい。また、シカに気づかれないよう、真っ暗闇の高原を忍び足で進むというシチュエーションにも、少年時代の冒険心を呼び覚ましてくれるようなワクワク感がある。

なお標高が1200メートルあるため、夜間の気温は20℃以下になることも多い。ひんやりとした空気が心地よく、夕涼みにも最適だというわけだ。

対象年齢は4歳以上で、静かにしていられれば誰でも参加可能なので、孫と一緒の『孫旅』にするのもいい。実施期間は11月下旬までなので、ぜひとも体験してみたいところだ。

茶臼山高原、日中の牧場。

茶臼山高原、日中の牧場はのどかな光景に満ちている。

【休暇村 茶臼山高原】
住所:愛知県北設楽郡豊根村
電話:0536-87-2334
http://www.qkamura.or.jp/chausu/

取材・文/印南敦史

 

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