■住まいは海の上!酔っ払っても大丈夫?

周氏桟橋の入り口には「朝元宮」という周一族のお寺があり、ここで暮らす人々の憩いの場となっているようです。しばらく行くと途中からチャプチャプと水の音が聞こえ、アスファルトから板張りの木道に変わりました。

03_P2_1_IMG_3061

木道の両脇には売店や飲食店が軒を連ねています。こんな人が行きかう道の上でも犬が足を投げ出してグウグウ熟睡。イポーでもペナンでも、マレーシアの犬は踏まれないか心配にならないのでしょうか。さらに進むと、かつてこの桟橋がギャングや密輸の巣窟だったとは思えないほど、ポップでかわいいジューススタンドがありました。バイク型の座席は子供に大人気で、今ではすっかり平和な観光地に生まれ変わったようです。

04_P2_2_IMG_3112

しかし、よく床下を見ると、家を支えているのはコンクリートを詰めたバケツだったりします。大波が来たときは大丈夫なのでしょうか?

05_P2_3_IMG_3070

一方、桟橋の先端近くではお祭り用の愛嬌のあるドラゴン船が展示され、地元の子供たちの遊び場になっていました。

06_P2_4_IMG_3076

その手前には、魚をさばいている漁師さんの姿も。魚はどれも身がしまっておいしそう。釣ったばかりなのか、魚は木道の上でピチピチと元気良く跳ねています。

07_P2_5_IMG_3093

助け合える仲間がいて、窓を開けたら一面の大海原、職場と住居が一体化し通勤の苦労なしといった姓桟橋ですが、ひとつ、気になることが。街で酔っ払って真っ暗な中、戻ってくるとき、海に落ちたりしないのでしょうか? 酒飲みの私の心配に、書さんがあきれた顔をして「白石さんと違って周さんはたくさん飲まないよ!それに、ここの人は泳ぎが上手!」と答えました。産まれたときから海の上で暮らしているのですから、確かにその通りですね。

 

 

1236

 

ランキング

サライ最新号
2024年
12月号

サライ最新号

人気のキーワード

新着記事

ピックアップ

サライプレミアム倶楽部

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

公式SNS

サライ公式SNSで最新情報を配信中!

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE

「特製サライのおせち三段重」予約開始!

小学館百貨店Online Store

通販別冊
通販別冊

心に響き長く愛せるモノだけを厳選した通販メディア

花人日和(かじんびより)

和田秀樹 最新刊

75歳からの生き方ノート

おすすめのサイト
dime
be-pal
リアルキッチン&インテリア
小学館百貨店
おすすめのサイト
dime
be-pal
リアルキッチン&インテリア
小学館百貨店