【第4回・ヴィルダースヴィル】
アルプス観光の拠点・インターラーケンの南に位置する小さな村がヴィルダースヴィルです。ここは第2回でご紹介したアイガー、メンヒ、ユングフラウの名山を望む絶好のロケーションで人気のシーニゲ・プラッテへ向かう鉄道の起点に当たります。乗降客の多い駅の賑わいとは対照的に、まちなかは静かで落ち着いた佇まいをみせています。ふらりとまちなかを歩いてみました。100年以上前に建てられたこげ茶色の木造の建物は、いかにもスイスの夏の別荘のような趣があり、なかには1700年代の建物を改装したホテルやレストランなども見られます。窓辺には赤いゼラニウムや淡い紫色のペチュニアの花々が飾られています。
また、村の至る所には水飲み場があります。アルプスの清らかな水が湧き出す泉で、ブルンネンと呼ばれるもの。ほとんどが問題なく飲むことができる天然水です。