5月10日発売の『サライ』6月号では、世界遺産の候補地にもなっている長崎・五島・天草の「天主堂」への旅を大特集します。
実はこの6月号の校了作業中に、編集部で話題になった、1体のマリア観音像の写真があります。それがこちらです。
なぜ話題になったかというと……。
……お気づきでしょうか?
そのご尊顔が、わが国宰相の「あの方」にそっくり!なのです。
外部スタッフの指摘で判明したのですが、担当編集者も「言われるまでまったく気がつかなかった……」との弁。偶然にしては、ちょっと似すぎていると思いませんか?
この陶器製のマリア観音像は、遠藤周作『沈黙』の舞台となった長崎・外海(そとめ)地区の出津(しつ)のカクレキリシタンが伝承したもので、幕末に出津から五島に移住した潜伏キリシタンが祀っていたもの。現在は外海歴史民俗資料館に所蔵されています。
これが本当の“アベ・マリア”……と言ったところでしょうか。
文/編集部