東京オリンピック開催まで約9か月となりました。アイペット損害保険株式会社では、体育の日にちなみ、犬・猫(以下、ペット)の飼育者1,001名を対象に、来年開催のオリンピック、パラリンピックとペットに関するアンケート調査を実施! その結果を発表します。
ペットとオリンピックに関する調査
■調査結果1ペットが運動する機会が「ある」と回答した方は、全体で約9割
「あなたが飼育しているペットは、犬のお散歩や室内での遊びも含め、運動する機会がありますか?」という質問に対し、「ある」と回答した方は全体で88.1%となり、9割近くのペットが運動する機会があることが分かりました。
また、犬飼育者と猫飼育者で比較すると、運動する機会が「ある」と回答した方は、犬飼育者より猫飼育者の方が低い結果となりました。
■調査結果2ペットの運動方法は、犬飼育者は「お散歩に行く」、猫飼育者は「猫じゃらしなどのおもちゃで遊んであげる」が最多
調査結果1で、ペットが運動する機会が「ある」と回答した方に、「あなたのペットは、どのような方法で運動していますか?」と伺ったところ、犬飼育者は「お散歩に行く」、猫飼育者は「猫じゃらしなどのおもちゃで遊んであげる」が最も多い結果となりました。
犬飼育者の回答は、「おもちゃ等を使って室内で一緒に遊ぶ」、「ドッグランに連れていく」が次いで多い結果となり、少数ですが、「アジリティーをする」や「犬用プールに連れていく」と回答した方もいることから、室内と屋外の両方で様々な運動を行っていることが分かりました。
一方、猫飼育者では「キャットタワーで上下運動させる」が2番目に多い結果となり、「キャットウォークで運動させる」と回答した方もいたことから、高いところが得意な猫の特徴や習性を活かした運動方法を取り入れていることが分かりました。
■調査結果3ペットに運動する機会を作る理由は、犬飼育者は「ペットの健康維持のため」、猫飼育者は「ペットとのコミュニケーションを大事にしたいから」が最多
「ペットに運動する機会を作る理由は何ですか?」という質問に対しての回答は、犬飼育者では、「ペットの健康維持のため」が最も多い結果となりました。
一方で、猫飼育者は「ペットとのコミュニケーションを大事にしたいから」という結果となり、犬飼育者と猫飼育者で運動をさせる理由に違いが見られました。
また、猫飼育者で次いで多かった回答は「ペットの健康維持のため」であったことから、犬飼育者・猫飼育者ともにペットの健康を気遣って運動機会を作っていることが分かりました。
続いて、開催まで約9か月に迫った東京オリンピックにちなんで、「もしもペットが選手として活躍するオリンピック(以下、ペット版オリンピック)があったら?」というテーマで自分のペットを参加させたい競技について調査を行いました。
■調査結果4ペット版オリンピックに自分のペットを参加させたい競技は、犬・猫飼育者ともに「リレー」が最多
ペット版オリンピックがあれば、自分のペットを「参加させたい」と回答した方に、「ペット版オリンピックのどの競技に自分のペットを参加させたいですか?」と伺ったところ、犬飼育者・猫飼育者ともに「リレー」が最も多い結果となりました。
次いで多かった回答は、犬飼育者は、ハードル、サッカー、マラソンの順で、走ることが得意な犬の特徴を活かせる競技が並びました。一方、猫飼育者の回答では、リレーに次いでクライミング、ハードル、体操の順で多い結果となりました。体の柔軟性があり、高いところが好きな猫特有の競技が並んだほか、猫パンチを活かした「ボクシング」という回答をした方もいました。
東京オリンピックと同時に身体障害者の方が活躍する東京パラリンピックも開催されます。
身体障害者の方の生活をサポートする補助犬の存在や、病院やショッピングモール、飲食店など公共の施設への受け入れに対する認知度についても調査しました。
■調査結果5 身体障害者補助犬の認知度は8割を超えた
「あなたは、身体障害者の方をサポートする盲導犬・聴導犬・介助犬などの補助犬の存在を知っていますか?」という質問に対し、「知っている」と回答した方は全体で85.7%となり、犬飼育者・猫飼育者ともに8割以上の方が補助犬の存在を認知している結果となりました。
■調査結果6 補助犬の施設への同伴受け入れが義務づけられていることを知っていた飼育者は、75.7%
調査結果5で、補助犬の存在を「知っている」と回答した方に、「身体障害者補助犬法により、お店や病院などの施設に補助犬の同伴受け入れが義務付けられていることを知っていますか?」と伺ったところ、「知っている」と回答した方は全体で75.7%となりましたが、知らない方も2割ほどいる結果となりました。
今回の調査では、ペットが運動する機会が「ある」と回答した方は8割を超える結果となり、飼育者は様々な方法で、ペットに運動する機会を作っていることが分かりました。また、ペット版オリンピックがあれば、参加させたい競技は、犬・猫それぞれの特徴を活かせるような競技が選ばれる結果となりました。
これらのことから、日常のふれあいの中で、一緒に運動を楽しみ、ペットの運動神経や特技を活かした遊びや競技に挑戦する飼育者とペットの姿がうかがわれます。運動することによって、飼育者とペットがともに健康で有意義な時間を過ごすことができるのではないでしょうか。
また、来年に迫った東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、全ての人がスポーツを楽しむためには、補助犬の様々な施設への同伴受け入れが重要になってきます。今回の調査では、補助犬の認知度は8割、その受け入れ義務の認知度は7割を超える結果となりましたが、全ての方がその存在や施設への受け入れ義務を知っていた訳ではありませんでした。
今後、2020年に向けて、さらに補助犬の認知度が上がることで、誰もが安心して東京オリンピック・パラリンピックを楽しめるようになるといいですね。
【調査概要】
調査対象:全国の犬・猫飼育者
調査人数:1,001名
調査期間:2019月8月6日~8月9日
調査方法:インターネットによるアンケートを実施