
「LINEで相手の居場所がわかるのでは?」と気になる人も多いでしょう。実際にできることと、誤解されがちなことがあります。本記事では、LINEの位置情報機能を安全に活用する方法を整理し、不安を感じずに使えるように解説します。
※AndroidやiPhoneのOSのバージョンなどによって、動作手順に多少の違いがある可能性があります。また、端末の設定から位置情報を有効にしておいてください。
LINEで相手の居場所は本当にわかる?
LINEを使うと相手の現在地が丸見えになると、心配する人がいるかもしれません。ここでは、機能の正しい仕組みと限界を整理し、誤解を避けるための基本を説明します。
勝手に居場所が知られることはあるのか
結論から言うと、LINEを使っていても、相手の居場所が勝手に見えてしまうことはありません。 LINEには「位置情報を送る」という機能がありますが、これは相手に現在地を知らせたいときに、自分の意思で送信する仕組みです。自動で居場所が表示されたり、何もしていないのに相手に場所が知られたりすることはありませんので、ご安心ください。
この機能を使うのは、例えば、待ち合わせ場所を伝える時や、道に迷った時などです。送るかどうかは自分で選べますので、「いつの間にか居場所が知られていた」ということは起きません。
また、もし間違えて送ってしまっても、「送信取消」で相手のトーク画面から削除することができます。不安な時は、落ち着いて画面を見直せば大丈夫です。
LINEの位置情報機能を使う時の流れ
家族や友人と待ち合わせる時など、位置情報を共有したい場面があります。ここでは実際の操作手順と利用時の工夫をわかりやすく説明します。
位置情報を送る方法と使いどころ
LINEで現在地を伝えるには、トーク画面から「位置情報」を送る方法が便利です。操作も簡単で、次のように進めていきます。
1.LINEのトーク画面を開きます。
2.画面下にある「+」アイコンをタップします。

3.表示された項目の中から「位置情報」を選びます。
4.地図が表示されます。自分の現在地を赤いピンで確認し、画面右上の「送信」をタップすれば完了です。

この操作だけで、地図上に現在地を示して相手に送ることができます。特に、待ち合わせ場所を言葉で説明しにくい時や、道に迷ってしまった時に役立ちます。
「うまく送れなかったらどうしよう」と心配になるかもしれませんが、操作は何度でもやり直せます。「この操作で大丈夫かな?」と思った時は、一度ご自身の画面を見てから、ゆっくり進めれば安心です。
一時的に居場所を知らせる工夫
位置情報は「今、この場所にいる」ということを、一度だけ知らせる仕組みです。つまり、送りっぱなしになることはなく、自分が送った時点でだけ相手に伝わるので安心です。

ただし、相手に送る時はできれば「今着きました」や「ここにいます」などのメッセージも一緒に送ると、よりわかりやすくなります。
また、居場所が代わり、たびたび現在地を知らせる必要がある場面では、毎回この手順を使って送信することになります。LINEには、自動で居場所を伝え続けるような仕組みはありません。そのため、必要な時だけ使える、安心な機能といえるでしょう。
注意したい安全面とプライバシー配慮
位置情報は便利ですが、扱い方を誤ると不安につながります。ここでは、安全に使うために心がけたい視点を整理します。
知らない相手に送らないための工夫
位置情報は、自分の「今いる場所」を相手に伝えるものです。そのため、やり取りの相手が誰かをきちんと確認することが、とても大切です。
LINEでは、1対1のトークだけでなく、複数人が参加している「グループトーク」でも、位置情報を送ることができます。ですが、グループ内に顔も知らない人がいる場合、その人にも自分の場所が伝わってしまうことになります。
送信前に確認すること
・トーク相手が誰かを必ず確認する
・グループで送る場合は、メンバーをよく見ておく
・不安な場合は「個別のトーク」に切り替えて送る
このように、ちょっとした注意をするだけで、自分の情報を守ることにつながります。「うっかり送ってしまった」ということがないように、落ち着いて操作すれば大丈夫です。
最後に
LINEで相手の居場所が自動的にわかることはなく、本人が送信した場合のみ位置情報が共有されます。安心して使うには、必要な場面だけで一時的に共有し、送信相手を確認することが重要です。便利さと安全の両立を意識すれば、家族や友人との連絡に役立てられます。
●監修/三鷹 れい(みたか れい|京都メディアライン・https://kyotomedialine.com FB)
プログラマー。中小企業のDX化など、デジタル分野での支援をしている。主な開発分野はバックエンド・フロントエンド・アプリ。その他、歴史などの人文系にも興味を持つ。










