寒い日は、窓に水滴がつく結露が発生することが多い。そのまま放置しておくと、窓枠やカーテンにカビが発生したり、ダニが増えてアレルギー症状を引き起こしたりする恐れがある。
なぜ結露が起こるのか
そもそも、なぜ結露が起こるのか。空気は温度が高いほど、水蒸気を多く含むことができる。
窓は外気によって冷やされているため、暖房で温められた部屋の空気が窓にぶつかると気温が下がり、水蒸気が水滴となって窓ガラスの付着するのだ。
結露を軽減する方法
結露を軽減するためには、定期的に窓を開けたり換気扇を回したりして換気をし、空気中の水蒸気を排出する。就寝前に換気をすると、朝方の結露軽減に効果的だ。
灯油やガスのストーブやファンヒーターは水蒸気を発生させるので、結露軽減のためにはエアコンや床暖房のほうがよい。
観葉植物なども呼吸作用によって水蒸気を発生するので、結露が発生しやすい部屋には置かないようにする。
それでも結露する場合は、こまめに拭き取る。
文/諸井里見