長期休暇が取れたら旅行したいと思う経営者は9割近く!
社員には休暇制度があっても、経営者ともなると簡単に「長期休暇」は取れないという方が多いかもしれません。
起業家の方々も、仕事で忙しい毎日を送られているのではないでしょうか。
もしも長期休暇が取れた際には豪華に海外旅行でもしたい、などと考えている方もいらっしゃることでしょう。
しかし、「日本人は休み下手」などと言われることもあるように、いざ長期休暇が取れたとしても「どこに行こう?」と悩んでしまう方も多いかもしれません。
そもそも、経営者はどのくらい休暇を取ることができているのでしょうか。
また、長期休暇の過ごし方や費用、今後挑戦してみたいことなど、経営者の長期休暇に関する現状はどのようになっているのでしょう。
そこで今回、旅行代理店を経営する株式会社Leis(https://www.leis-travel.com/)は、経営者を対象に、「経営者の長期休暇」に関する調査を実施しました。さっそくご紹介しましょう。
【経営者の長期休暇、実態調査】いつも長期休暇はどのような状況に?
はじめに、経営者の方々に長期休暇が取得可能な頻度について尋ねました。
「長期休暇(1週間以上)を取れる機会はどのくらいありますか? 」と質問したところ、『頻繁にある(12.7%)』『たまにある(31.5%)』『あまりない(22.2%)』『ほとんどない(33.6%)』という結果となりました。
「頻繁にある」「たまにある」と回答した方を合わせると、4割以上の方が長期休暇を取得できているようです。
では、1年の中のどのあたりの月が長期休暇を取りやすいのでしょうか。
前の質問で『頻繁にある』『たまにある』と回答した方に、「1年のうちで長期休暇が取れる機会が比較的多いのは、どの月ですか?(上位3つまで)」と質問したところ、『8月(45.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『5月(33.0%)』『1月(30.9%)』『12月(22.9%)』と続きました。
最も多かったのは、夏休みやお盆のシーズンである8月で、次いでゴールデンウィークのある5月、年始のお休みがある1月と続き、一般的な長期休暇の時期と被っていることがわかりました。
では、昨年は長期休暇を取得できたのでしょうか。
そこで、「昨年は長期休暇を取れましたか?」と質問したところ、『とても取れた(複数回取れた)(15.5%)』『ある程度は取れた(1~2回取れた)(33.3%)』『あまり取れなかった(長期の休暇は取れなかった)(27.7%)』『まったく取れなかった(年間を通して数日しか取れなかった)(23.5%)』という回答結果になりました。
「とても取れた(複数回取れた)」「ある程度は取れた」と回答した方を合わせると、半数近くの方が昨年は長期休暇を取得できたようです。
では、昨年長期休暇にかけた費用はどれくらいだったのでしょうか。
前の質問で『とても取れた(複数回取れた)(15.5%)』『ある程度は取れた(1~2回取れた)(33.3%)』と回答した方に、「昨年の長期休暇にかけた費用※は、いくらくらいでしたか?(※1回あたりの平均、移動費や宿泊費などを含むすべて)」と質問したところ、『10万円未満(28.8%)』『10万円~20万円未満(21.5%)』『20万円~30万円未満(19.1%)』『30万円~50万円未満(10.8%)』『50万円~100万円未満(9.9%)』『100万円以上(9.9%)』という回答結果になりました。
「10万円未満」と回答した方が3割近くと最も多く、次いで「10万円~20万円未満」「20万円~30万円未満」と続きました。
コロナ禍にあり、海外旅行に行きづらい状況であることから、高額な費用をかけた方は少数派となったのかもしれません。
【長期休暇の過ごし方】家族と過ごす方が最も多い結果に
4割以上の方が長期休暇を取得できており、昨年は半数近くの方が長期休暇を取得できたことがわかりました。
続いて、長期休暇を誰と一緒に過ごしているかを尋ねました。
「長期休暇はどなたと過ごすことが多いですか?(上位3つまで)」と質問したところ、『家族(58.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『パートナー(37.3%)』『1人(24.4%)』と続きました。
6割近くの方が「家族」と回答し、大多数を占めました。
日頃は仕事で多忙な生活を送っており、休暇は家族との時間を大切にしている経営者像が想像できます。
では、長期休暇の過ごし方に満足しているのでしょうか。
そこで、「長期休暇の過ごし方に、どのくらい満足していますか?」と質問したところ、『とても満足(21.0%)』『ある程度満足(56.0%)』『少し不満(14.6%)』『とても不満(8.4%)』という回答結果になりました。
「とても満足」「ある程度満足」と回答した方を合わせると、7割以上の方が満足しているようです。
9割近くの経営者が、長期休暇が取れたら旅行したい
上記の質問で、経営者の6割近くの方が長期休暇を家族と過ごしており、半数以上の方が過ごし方にほぼ満足していることがわかりました。
次に、長期休暇が取れた場合の過ごし方についてうかがいました。
「長期休暇が取れたら旅行したいと思いますか?」と質問したところ、『とてもそう思う(57.8%)』『ある程度そう思う(31.1%)』『あまりそうは思わない(8.0%)』『まったくそうは思わない(3.1%)』という回答結果になりました。
「とてもそう思う」「ある程度そう思う」と回答した方を合わせると9割近くの方が長期休暇が取れたら旅行をしたいと考えているようです。
では、旅行をするなら国内と海外どちらにしたいと思うのでしょうか。
前の質問で『とてもそう思う』『ある程度そう思う』と回答した方に、「もし旅行するなら国内と海外どちらにしたいですか?」と質問したところ、『国内(58.6%)』『海外(41.4%)』という回答結果になりました。
比較的気軽に行ける国内と回答した方が多かったものの、約4割の方が海外旅行と回答していることから、その需要の高さがうかがえます。
旅行の素敵な思い出と、今後の旅行で体験してみたいこととは?
上記の質問で、9割近くの方が長期休暇が取れたら旅行をしたいと思っていることが明らかになりました。
そこで、今までの旅行の中で、特に印象に残っているエピソードを具体的にうかがいました。
心に残る、その場所ならではの唯一無二の体験
・鹿児島の離島をツアーで回ったこと(30代/男性/鹿児島県)
・グリーンランドでのオーロラ体験がよかった(40代/男性/東京都)
・セブ島を旅行した際にジンベイザメと泳ぐ体験は日本では出来ない貴重な体験でした(40代/男性/神奈川県)
・オホーツク海の流氷は本当に幻想的(50代/男性/埼玉県)
・シンガポールへ旅行に行った時に宿泊したマリーナベイサンズのプールには驚きました(50代/男性/東京都)
・ニューヨークに旅行した際、ジャズ、ミュージカル、スポーツなど色んなイペントに触れ感動した(50代/男性/兵庫県)
海外のラグジュアリーホテルでの滞在や文化・スポーツイベントへの参加、国内外での大自然のすばらしさを体感できるアクティビティなど、その場所ならではの他では叶わない体験が特に印象に残っているようです。
そして最後に、まだ体験していないことの中で、将来的に長期休暇で行ってみたいことを具体的にうかがいました。
自然との触れあい、世界一周、そしてボランティアまで
・ベトナムでボランティアに参加してみたい。 自分を知らない人たちと共に働いて、自分を見つめ直したい(20代/女性/東京都)
・カナダのイエローナイフでオーロラを観賞すること(40代/男性/北海道)
・ドバイで長期滞在(50代/男性/東京都)
・ヨーロッパを電車で旅したい(50代/男性/神奈川県)
・世界一周クルーズ(50代/男性/大阪府)
オーロラ鑑賞や世界自然遺産でのトレッキングといった大自然と触れ合えるようなオリジナリティ溢れる体験から、世界一周や電車を乗り継ぐ旅といった長期でなければ挑戦できない体験が挙げられました。
また、観光目的にとどまらず、海外でのボランティア活動を希望されている方も見られました。
【まとめ】長期休暇中の旅行需要は高い!
目的や場所も様々という結果に
今回の調査で、4割以上の経営者が長期休暇を取得できていると考えており、昨年は半数近くの方が長期休暇を取得できたということがわかりました。
新型コロナウイルスの影響で旅行できない期間もありましたが、今後長期休暇が取れたら旅行をしたいと思う方が9割近くおり、その中の約4割は、海外旅行にも行きたいと思っているようです。
休みも限られてしまう経営者のみなさんですから、せっかく長期休暇を利用するのであれば、ご自身に合ったスタイルで旅行を利用してみてはいかがでしょうか。
調査概要:「経営者の長期休暇」に関する調査
【調査日】2023年3月23日(木)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,009人
【調査対象】経営者
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ