家族旅行の予定、趣味の会のお知らせ、同窓会の案内ページ…。こうした情報をひとつにまとめて、気軽に共有できるサービスが「Google サイト」です。費用はかからず、難しい知識もいりません。

ただし、作成・編集にはパソコンが必要です。完成したページはスマートフォン(以下、スマホ)でも見やすく表示されますので、閲覧時はスマホで十分です。

この記事では、パソコンでの操作を中心に、Google サイトの基本操作をわかりやすく解説します。なお、利用にはGoogle アカウント(GmailやGoogle カレンダーで使っているもの)が必要です。

Google サイトでできることと向いている使い方

Google サイトとは何か、どんな場面で使えるのかを先に整理します。できることと苦手なことを知っておくと、作成前に迷いにくくなります。

Google サイトとはどのようなサービスか?

Google サイトは、Googleが提供しているホームページ作成サービスです。難しいプログラムを書かなくても、文字や画像を入れながらページを作れます。

ここでいう「ホームページ」とは、インターネット上で見られる案内ページや情報ページのことです。「人に見せる情報を整理して置く場所」と考えると分かりやすいでしょう。

Google アカウント(GmailやGoogle カレンダーなどの利用に必要な登録)があれば、基本は無料で利用できます。Google ドライブ・Google マップ・YouTubeなど、ほかのGoogleサービスとも連携しやすい点が特長です。

どんな場面で役立つのか

Google サイトは、大がかりな会社のホームページだけでなく、身近な情報共有にも向いています。

たとえば、次のような使い方が考えられます。

・家族旅行の予定・持ち物・集合場所をひとつのページにまとめる
・趣味の会や同窓会の案内・活動予定・写真を整理する
・地域の集まりの連絡先や地図を共有する

紙の案内を何枚も作るのが大変な時にも便利です。更新があっても、ページを直せば新しい内容をすぐ共有できます。見る人はURLを開くだけなので、受け取る側にも負担が少なめです。

一方で、ネット通販のような複雑な機能や、細かなデザイン変更には向きません。まずは「案内をまとめるページ」として使うと、無理なく始められます。

使う前に知っておきたい「公開」と「共有」の違い

Google サイトを使う前に、「公開」と「共有」の違いを知っておくことが大切です。

「公開」とは、作ったページをインターネット上で見られる状態にすることです。「共有」とは、そのページを誰が編集・閲覧できるかを決めることです。

この違いを知らないまま進めると、「見せたい相手に見えない」「見せたくない相手にも中身が見えてしまう」といった戸惑いにつながります。作成前に「誰に見せたいページか?」を決めておきましょう。

Google サイトを使い始める前の準備

実際に作り始める前に、必要なものと決めておきたいことを確認します。

作成前に確認したいこと

Google サイトを作るには、Google アカウントが必要です。すでにGmailを使っていれば、そのアカウントでそのまま利用を始められます。

次の3点を先に決めておくと、作業が楽になります。

・だれに見せるページかを決めておく
・何を載せるかをメモしておく
・写真や文章をあらかじめ用意する

写真や文章は、作成を始めてから追加することもできます。まずは構成だけ決めて始めてみても大丈夫です。

Google サイトの基本的な作り方

ここでは、新しいサイトを作る手順と、タイトルや内容を入れる流れを順番に確認していきます。

新しいサイトを作る手順

白紙からでも作ることはできますが、形が整った「テンプレート」から始めると進めやすいです。「テンプレート」とは、見出しや配置があらかじめ整っているひな型のことです。

1.Google アカウントでログインした状態で、Google サイトをパソコンで開きます。
2.画面上部のテンプレート一覧から使いたいものをクリックして選びます。白紙から始める場合は「空白のサイト」を選んでみてください。

3.選んだテンプレートが編集画面で開きます。

タイトルと最初の内容を入れる手順

「サイト名」と「ページタイトル」は役割が違います。「サイト名」は自分が管理する時の名前です。「ページタイトル」は、見る人に伝わる表紙の見出しです。この2つを先に分けて理解しておくと、あとで修正しやすくなります。

1.画面左上の「無題のサイト」をクリックして、「2026年 北海道家族旅行」などのサイト名を入力します。

2.ページ上部の大きな見出し部分をクリックして、ページタイトルを入力します。

3.右側の「挿入」からテキストボックスを選び、紹介文や案内文を入力します。必要に応じて「画像」を選んで写真を追加してみてください。

テキストボックスなど、いろいろなものを挿入できます

ページを分けて内容を整理する手順

案内ページを作る時は、1ページにすべてを詰め込まないほうが見やすくなります。内容ごとにページを分けると、見る人が迷いにくくなります。最初は2〜3ページほどにすると、全体が見やすくまとまります。

家族向けなら「予定」「持ち物」「集合場所」、趣味の会なら「お知らせ」「活動予定」「写真」といった分け方が考えやすいでしょう。

1.編集画面の右側で「ページ」タブを選びます。
2.画面下の「+」ボタンをクリックして、メニューから「新しいページ」を選択後、新しいページの名前を入力します。追加したページは一覧に表示されますので、順番を確認しながら整理してみてください。

「持ち物」という名称で作成した新規ページ

画像や地図を載せる手順

Google サイトでは、文字だけでなく、画像やGoogle マップも載せやすいことが特長です。必要な情報をひとつのページで見られるようにすると、使いやすさが高まります。

1.編集画面の右側で「挿入」タブを選びます。
2.写真を入れる時は「画像」を選びます。
3.地図を入れる時は「地図」を選びます。住所や場所名を入力すると、地図が挿入されます。

地図を挿入した編集画面

ページを仕上げて公開する方法

ページができたら、最後に公開の設定を確認します。公開前には、誤字や写真の向き、地図の位置も見直しておきましょう。

スマホでの見え方は、編集画面の右上にある「プレビュー」アイコンをクリックして確認できます。クリックすると画面の見え方が切り替わり、スマホで開いた時のイメージを確認できます。公開前に確認することをおすすめします。

「プレビュー」アイコンをクリックします

プレビュー画面になるので、右下の端末アイコンをクリックし、スマホなどでの見え方を確認します

「公開」はページを見られる状態にすることで、「共有」は編集や閲覧ができる相手を決めることです。「誰に見せるか」を先に考えてから設定すると整理しやすくなります。

1.画面右上の「公開」ボタンをクリックすると、「ウェブへの公開」 という画面が表示されます。

「Google Workspaceを使ってみる」は有料サービスの案内です。個人で使う場合は無視して問題ありません

2.「ウェブアドレス」の欄に、ページのアドレスとして使いたい文字を入力します。入力した文字が「https://sites.google.com/view/〇〇」 というURLになります。このURLを相手に送ることで、ページを案内できます。

※URLに使える文字は、半角英小文字・半角数字・ハイフンです。例えば「hokkaido-trip2026」のように入力してみてください。日本語は入力できませんので、ご注意ください。

3.「サイトを閲覧できるユーザー」で、「管理」をクリックし見せる相手の範囲を確認します。「公開済みサイト 公開」になっていれば、 URLを知っている人なら誰でも見られる状態です。家族や仲間だけに共有したい場合はそのままで問題ありません。確認したら「完了」をクリックします。

4.「ウェブへの公開」画面で内容を確認したら、画面右下の「公開」をクリックして公開完了です。

最後に

Google サイトは、難しい知識がなくても始めやすいサービスです。案内、お知らせ、写真、地図などをひとつにまとめられるため、家族や仲間との情報共有にも役立ちます。

作成・編集にはパソコンが必要ですが、公開したあとのページはスマホでも見やすいです。まずは旅行の案内や趣味の会の連絡ページなど、小さな用途から試してみてください。

●監修/三鷹 れい(みたか れい|京都メディアライン・https://kyotomedialine.com FB
プログラマー。中小企業のDX化など、デジタル分野での支援をしている。主な開発分野はバックエンド・フロントエンド・アプリ。その他、歴史などの人文系にも興味を持つ。

 

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