婚活中の女性にとって、男性のどんなポイントを見極めて結婚相手を決めればよいのかは非常に悩ましいところです。株式会社ネクストレベルが運営する『マッチングアプリ大学』(https://jsbs2012.jp/)では、結婚のリアルを経験している30代女性に「結婚の決め手」についての調査を行いました。

その結果、初婚で結婚した相手と婚姻継続中の既婚女性99人と、離婚を経験したことがある女性79人の「結婚の決め手」を比較してみたところ、異なる傾向があったことが分かりました。
相手の何を決め手にすればよいのか、男性を見る目を養いたい婚活女性に役立つ、見極めポイントを伝授します。

調査対象者が結婚した年齢は、既婚者・離婚経験者とも25歳が最多

まず最初に、今回の調査対象者のプロフィールを紹介します。初婚で結婚した相手と継続して結婚している女性の結婚年齢は、平均で26.9歳でした。最も多かったのは、25歳で24.2%です。離婚を経験した女性が、離婚した相手と結婚した年齢は平均で26.2歳です。既婚者との差はわずかですが、20歳以下で結婚した人が10%いて、比較的若い年齢で結婚した人が多い傾向にありました。

夫との出会い方自体が、離婚のリスクになるわけではない

結婚相手との出会いは、既婚者、離婚経験者とも「職場・仕事上の知人」「友人の紹介」が多数を占めました。
大きな差が見られたのは「学校生活の中」での出会いです。既婚者は14.1%ですが、離婚経験者は3.8%です。結婚の平均年齢が25歳前後であることから、「学校生活の中」で出会った相手とは、知り合ってからの期間が比較的長いと考えられます。自分に合う人かどうかを、時間を掛けて確かめた結果かもしれません。

「結婚紹介所・お見合い」は既婚者では1.0%ですが、離婚経験者は5.1%で、離婚経験者の方が多くなっています。ただし「マッチングアプリ」での出会いは、既婚者と離婚経験者でそれほど差はありませんでした。「マッチングアプリ」は、もともと譲れない条件を決めてから相手を選ぶことができるのが利点です。最初の出会いがネット上であることは、離婚のリスクとは関係ないようです。

【結婚の決め手】離婚経験者は「優しい・穏やか」が1位で、「自分を大切にしてくれる」が低い傾向

結婚相手を選んだ「決め手」が、“既婚者と離婚経験者で異なるか”を調べた結果が上のグラフです。

まず比較したいのは、既婚者の1位「自分を大切にしてくれる」の項目です。既婚者では54.5%であるのに、離婚経験者では19.0%しかありませんでした。既婚者の同率1位「優しい・穏やか」は、離婚経験者でも第1位でした。ただ数値は32.9%しかありません。これは離婚という経験から、元夫への印象が変わってしまったことが低い数字に表れているのかも知れません。

既婚者の40%以上が「決め手」としてあげた項目は「一緒にいて楽しい」「真面目」「価値観が合う」「浮気しなさそう」です。 この4項目はいずれも離婚経験者と20%以上の差がありました。また既婚者では総じて20%以上なのに、離婚経験者では10%に満たなかったのは「他人への気遣い 」「責任感がある」 「子どもが好き」 「金銭感覚が合う」 という項目です。これらはいずれも恋愛中はそれほど気にならないものの、結婚生活では必要な部分です。

唯一、離婚経験者の方が数値が高かったのは「顔が好み」でした。顔は年齢と共に性格や価値観が表れてくるものです。「顔が好み」であると、相手と合わない部分があっても目をつぶりがちになります。“恋は盲目”でもよいのですが、結婚の決め手となると話はまた別ということなのかも知れません。

【「結婚するなら、この人!」と思ったのは、具体的にどんなところ? 次ページに続きます】

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