「この半年近くで、私達の生活は大きく変化しました」ニュースでよく耳にするフレーズですが、実際どのくらいの人が、どう変化して、どう順応しているのか気になりませんか? 養命酒製造株式会社が、「現役世代とリタイア世代のコロナ疲れ」というテーマで、調査を実施しました。コロナ禍における生活の変化による疲れの実感や、コロナ疲れの解消方法について実態を見ていきましょう。

■コロナ禍における生活はどう変化した?

全国の30歳~49歳の男女500名(以下「現役世代」)と65歳~79歳の男女500名(以下「リタイア世代」)に、コロナ禍における生活変化について質問しました。

“新しい生活様式”で実践していること 過半数が「まめに手洗い・手指消毒」

厚生労働省から公表された“新しい生活様式”の実践例のうち、自身の生活に取り入れているものを聞いたところ、両世代ともに1位「まめに手洗い・手指消毒」、2位「買い物でレジに並ぶときは前後にスペース」、3位「3密を回避」となりました。世代を問わず、こまめな手洗い・消毒やソーシャルディスタンス維持、3密回避を徹底している人が多いようです。

コロナ禍の生活で増えた時間 1位「テレビを見る時間」2位「家族と過ごす時間」

では具体的には、どのような生活の変化があったのでしょうか。

以前と比べて自身の生活で増えた時間を聞いたところ、両世代とも「テレビを見る時間」が最も高く、次いで、「家族と過ごす時間」「ネットサーフィンをする時間」となりました。一人で、もしくはみんなで、思い思いの時間を過ごす人が増えたようですね。
両世代を比較すると、「テレビを見る時間」はリタイア世代のほうが、「ネットサーフィンをする時間」・「SNSを利用する時間」は現役世代のほうが、高くなりました。

■コロナ疲れの実感と新しい生活様式

「コロナ疲れを感じる」現役世代の女性では約7割、リタイア世代の男性では4割

そうした生活の変化に疲れを感じている人はどのくらいいるのでしょうか。
【コロナ疲れを感じている】にどの程度あてはまるかを調査したところ、現役世代では「非常にあてはまる」は21.8%、「ややあてはまる」は43.4%で、合計した『あてはまる』は65.2%となりました。一方、リタイア世代では『あてはまる』は54.2%と、現役世代と比べて10%ほど低くなりました。生活の変化で疲れを感じている人は、どうやらリタイア世代より現役世代に多いようですね。
男女・世代別にみると、コロナ疲れを感じている人の割合が最も高くなったのは現役世代の女性(67.6%)、最も低くなったのはリタイア世代の男性(45.6%)でした。

感染症の拡大防止を意識した生活を送っている人ほど疲れを感じていることから、新しい生活様式を取り入れるのはやはり心身への負担が大きいと言えます。

「新しい生活様式に順応」現役世代・リタイア世代ともに約7割

次に、新しい生活様式への順応についてです。

【新しい生活様式に順応できている】にどの程度あてはまるか聞いたところ、どちらの世代も7割の人が『あてはまる』と回答。男女・世代別にみると、どちらの世代も女性のほうが『あてはまる』と答えた割合が高いという結果でした。

オンラインサービス利用経験率 「オンラインショッピング」がダントツ

家から出ずに様々なことが行えるオンラインサービスの需要も高まりました。
これまでに利用したことがあるオンラインサービスを調査したところ、いずれの世代も「オンラインショッピング」が5割と最も高く、次いで、「動画配信サービス(Hulu、Netflixなど)」「オンライン通話(ビデオ通話)」となりました。

それに対して、「オンライン学習」「オンラインライブ」「オンライン診療」「オンラインエクササイズ」などは、どちらの世代においても利用経験者が1割に達しませんでした。

また、このようなデジタル化への順応について聞いたところ、リタイア世代では55.8%の人が順応できていないと回答。やはり急激なデジタル化に順応するのはリタイア世代にとって難しいようです。

心の健康を保つためはやっぱり「規則正しい生活」・「趣味を楽しむ」

では変化する生活の中で心の健康を維持するため、どのようなことを取り入れているのでしょうか。
自身の心の健康を保つために実践していることを聞いたところ、現役世代では1位「規則正しい生活を送る」「趣味を楽しむ」(いずれも23.2%)、3位「今できることに集中する」(19.8%)となりました。

他方、リタイア世代では1位「規則正しい生活を送る」(50.6%)、2位「バランスの良い食事を摂る」(43.8%)、3位「趣味を楽しむ」(34.2%)と回答。
特にリタイア世代は「規則正しい生活を送る」、「バランスの良い食事を摂る」が高く、生活習慣や食生活を整えることで、心の健康を維持している人が多いようですね。

リタイア世代 に癒しを与えてくれる芸能人 1位は「明石家さんま」

最後に、コロナ疲れの解消のイメージに合う芸能人について。この人の笑顔はコロナ疲れを癒してくれると思う芸能人を聞いたところ、現役世代では1位「新垣結衣さん」、2位「明石家さんまさん」、3位「綾瀬はるかさん」となりました。新垣結衣さんの優しい笑顔が、やはり多くの人に人気。

リタイア世代では1位「明石家さんまさん」、2位「綾瀬はるかさん」、3位「吉永小百合さん」となりました。明石家さんまさんの太陽の様にパッと明るい笑顔は、どちらの世代からも支持されているようですね。

***

いかがでしたか? 人々の生活と心とが、どう変化しているのかが具体的に見えましたね。やはり生活の大きな変化には誰もがストレスや疲れを感じてしまいます。withコロナ時代を元気に過ごすためには、心の健康が一番。生活習慣や食習慣を整える、趣味に没頭する、はたまた芸能人に癒されるなど、思い思いの方法で健康的に過ごせたらいいですね。

【調査概要】
期間:2020年8月21日~8月24日
対象:全国の30歳~49歳(現役世代)と65歳~79歳(リタイア世代)の男女1,000名
方法:インターネット調査
協力会社:ネットエイジア株式会社

 

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