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大辞泉が選ぶ新語大賞は【インスタ映え】に決定!気になるTOP10は?

文/編集部

毎年たくさんの新しい言葉が生まれは消えていくが、その年の世相を象徴する“新語”は、年末の恒例として大きな話題となる。しかしその中で、後世まで残り定着する“新しい言葉”は、一体どのくらいあるだろうか?

小学館の国語辞典『大辞泉』編集部は、今年の5月から11月にかけて、後世に残すべく辞書に載せたい“新しい言葉”を公募するキャンペーンを行った。その最終選考の結果、第2回「大辞泉が選ぶ新語大賞」に【インスタ映え】が選ばれた。

【インスタ映え】には、「写真投稿サイト「インスタグラム」に投稿したときに、多くの読者から共感を得られる写真の出来映えの良さ。」という語釈が寄せられた。『大辞泉』執筆陣はさっそく【インスタ映え】の正規の語釈を次の通り作成した。

《「インスタ」は「インスタグラム」の略》インスタグラムに投稿した写真や動画が、際だって鮮やかに見えること。また、それに向いている被写体・素材であること。「インスタ映えのするスイーツ」

この【インスタ映え】とその語釈は、『大辞泉』のデータを利用している各種アプリやWeb辞書などに正式に収録・掲載される。

特別選考委員・田中牧郎氏(明治大学国際日本学部教授)は【インスタ映え】という言葉について、次の通り選評を寄せている。

「この言葉は、和語「-ばえ」を含んでいる点に注目しています。もとになった「はえ」という言葉は、はなやかに引き立つことを意味する伝統的な言葉ですが、以前からあった「見映え」「出来映え」「夕映え」などに加えて、近年「スクリーン映え」「動画映え」など、姿が映る媒体に付く用法が登場しています。従来、「写真写り」「テレビ映り」など、「-うつり」で用いられてきたものが、「-ばえ」の形に移行する動きがあり、そこによくうつるだけではなく、そこで引き立つことでコミュニケーションを活性化させることが期待されているのでしょう。今やSNSは新語の普及になくてはならない媒体ですが、SNSを発信元とする新語が、SNSに乗って急速に広まった事例。写真投稿が主体という特徴を持つインスタグラムならではの新語と言えます。」

その他、投稿数ベスト10は以下の言葉であった。

第1位 【インスタ映え】
第2位 【忖度(そんたく)】
第3位 【プレミアム・フライデー】
第4位 【卍】【マジ卍】
第5位 【ワンチャン】
第6位 【バズる】
第7位 【文春砲】
第8位 【とりま】
第9位 【パワーワード】
同  【ワンオペ育児】

そして【インスタ映え】と並んで最終選考まで残った新語と語釈は以下のとおり。これらの語釈についても、『大辞泉』執筆陣が正規の語釈を作成し、正式に収録・掲載されるという。

【文春砲】
週刊誌「週刊文春」に頻繁に掲載されたスクープを、連射する大砲にたとえた語。2016年ごろ、同誌のスクープが社会に大きな影響を与えたことから生まれた言葉。

【都民ファーストの会】
小池百合子東京都知事を支持する議員が結集した政党。

【横入り】
割り込みのこと。

【シンデレラフィット】
衣類や靴などのサイズがちょうどいいこと。収納器具に中身がぴったり収まること。

【希望の党】
小池百合子東京都知事が設立した国政政党。

【ガチ勢(ぜい)】
娯楽や趣味に取り組む際に生半可な気持ちではなく、極めて真剣に取り組む人々のこと。

【パラダイス文書】
2017年にバミューダ諸島の法律事務所などから流出した文書。前年のパナマ文書と同様に、世界中の富裕層の金融取引が明らかになった。

以上、小学館の国語辞典『大辞泉』編集部が発表した、「大辞泉が選ぶ新語大賞2017」の選定結果についてお伝えした。そろそろ2017年の終わりも見えてきた。今年生み出された新語をとおして、1年を振り返ってみてはいかがだろうか。

【関連リンク】
生きている国語辞典『大辞泉』について – 小学館

文/編集部

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